2019年

8月

23日

生活習慣病骨折リスクに関する診療ガイド2019年版

日本骨粗鬆症学会 生活習慣病における骨折リスク評価委員会より、『生活習慣病骨折リスクに関する診療ガイド2019年版』が発刊されました。

 

生活習慣病が骨折リスクに関連することが明らかとなり、2011年に診療ガイド初版が出版されました。

その後、さらにエビデンスが蓄積されてきたこと、ならびに生活習慣病を合併している骨粗鬆症患者を診療していくうえでの参考となるように、改訂版を作成しました。

 

僕も委員の一人として執筆させていただき、作成事務局長としてとりまとめを担当させていただきました。

 

生活習慣病、骨粗鬆症の診療に関わる医師、メディカルスタッフ、患者様のお役に立てれば幸いです!

2019年

7月

25日

日本炎症・再生医学会

7月16日に神戸で開催された日本炎症・再生医学会にて教育講演をさせていただきました。

 

~病態と対策を考える~

生活習慣病による骨代謝異常

 

骨代謝や生活習慣病のご専門じゃない先生方にも多く集まって頂き、貴重なご質問やコメントを頂き大変有意義な時間となりました。

 

とくに、私の臨床と基礎研究の両面から病態と対策を追求するスタイルに共感するコメントを頂き、今後もさらに頑張っていきたいと気持ちを新たにしました。

 

骨を護ることを通じて、元気な日本社会の実現に向けて頑張ります!

2019年

6月

15日

米国糖尿病学会

6月7~11日まで米国サンフランシスコにて開催されました米国糖尿病学会に参加、研究発表を行ってきました。

 

近年の糖尿病学会ではSGLT2阻害薬やGLP-1受容体作動薬を中心に大規模研究が発表されることが多く、とても勉強になるとともに刺激をいただきます。

 

また、世界的な高齢化にともない心血管合併症以外にも、運動器障害などに着目した研究発表も増えてきています。

 

僕は糖尿病による筋肉(力)減少症(サルコペニア)について、advanced glycation end products (AGEs)が筋芽細胞の分化障害とアポトーシスを引き起こし、IGF-I/AktシグナルがAGEs作用阻害に有用である可能性について報告してきました。

海外の研究者ともいくつかディスカッションでき、とても有意義な学会になりました。

2019年

4月

16日

第63回日本リウマチ学会シンポジウム

京都で開催されたリウマチ学会にてシンポジウム発表をさせていただく機会がありました。

Englishセッションで「糖尿病による骨代謝異常」についてお話する貴重な経験であり、海外の医師・研究者からも質問を頂き、とても刺激になりました。

また、Harvard大学のRoland Baron先生、Southampton大学のNicholas Harvey先生の貴重なご講演から、骨代謝の最新の話題、骨粗鬆症診療における薬の使い方など学ぶことができ、とても有意義な時間となりました。

今年は幸いなことに、いくつか海外の学会で発表、国内学会でも海外との合同セッションで発表させていただく機会があります。これからも世界に向けて我々の研究の情報発信をしていきたいと思います。

(写真は最後に演者と座長でとったものです)

2019年

2月

04日

糖尿病患者の骨折リスク評価ツールの開発

糖尿病患者では骨折リスクが高いことが明らかとなっていますが、その病態は骨質の劣化です。すなわち、骨量(骨密度)が正常に保たれていても、骨折リスクが高い患者さんが多く存在するとされています。しかし、骨質を臨床の現場で評価することは不可能であり、どうやって骨折リスクを評価するかが課題となっていました。

 

今回、2型糖尿病患者さんを対象に行った研究で、下記の項目をスコア化することにより骨折リスクを評価しうる可能性を明らかにしました(科学雑誌であるBoneにaccept)。

このスコアをIZUMOスコア(ADBaln Tスコア)と名付け、今後さらなる検討により有用性の確認やバージョンアップができるように検討を続けていきたいと思います。

 

※詳しくは研究業績DMD、DBDについてあるいは今後Boneに掲載される予定の原著論文まで

2018年

12月

05日

糖尿病性運動器障害DMD

世界的な人口の高齢化が進み、日本ではすでに超高齢社会の時代に突入しています。これからは高齢者が元気に生活し、自立することが医療、経済、社会的にも重要な課題です。

 

近年、糖尿病などの生活習慣病が運動器障害のリスクになることが明らかになってきています。特に、私たちが研究を進めている骨折、筋肉減少症(サルコペニア)は生活の質、寿命にも関わる重要な糖尿病の合併症です。

 

骨や筋肉はさまざまなホルモンを分泌することが報告されており、特に糖代謝を制御することが明らかになってきています。

 

糖尿病により運動器が障害されると糖尿病が増悪するという悪循環に繋がることが懸念され、逆に糖尿病と運動器を護ることにより好循環にもなると考えられます。

 

やはりいつまでも元気に歩いて生活していたいということは人類共通の普遍的な願望ですよね。

患者さんたちの役に立ち、少しでも将来が明るいものになるように、今後も研究と啓蒙活動を続けていきたいと思います。頑張ります!

※ホームページにDMDについて解説を載せています。

2018年

11月

25日

Asia Pacific Bone Academy in Taipei

11月9-11日 アジアパシフィック・ボーン・アカデミーに参加、発表するため台北へ行ってきました。

 

今回は若手研究者枠で、糖尿病による骨代謝異常についての研究発表をしてきました。多くのご質問やコメントをいただき、とても有意義な時間になりました。

 

今回はほとんど会場内で過ごしたのであまり台北の街を感じることはできませんでしたが、その分各国の研究者・医師たちと情報交換をすることができて、とても楽しい時間を過ごすことができました。

 

今後も島根から世界へ向けて情報発信できるように、頑張っていきたいと思います!

2018年

10月

25日

米国骨代謝学会 & 欧州糖尿病学会

毎年、米国骨代謝学会(ASMBR)と欧州糖尿病学会(EASD)は開催日が近いのですが、今年も両学会に参加・発表してきました。

 

ASBMRは僕の留学先であったモントリオールで開催され、懐かしい街並みを歩いてきました。ちなみに僕の発表はプレナリーポスターに選出していただき、多くの研究者たちとディスカッションすることができ、とても楽しく勉強になりました。

一方、非常に残念なことにASBMRの数か月前に留学中のメンターだったProf. Hendyが逝去され、その追悼式に出席してきました。

 

EASDはベルリンで開催され、モントリオールからロンドンを経由しての移動でした。

EASDでの僕の糖尿病と骨折リスクの研究も少し注目していただき、某企業の学会現地レポートにも選んでいただきました。EASDでは多くの大規模研究や最先端の知見が発表されとても刺激的でした。

 

今年も世界一周学会旅行はとても有意義でした。

これから益々増えるであろう糖尿病と骨粗鬆症に対する治療戦略を広めていくために、頑張りたいと思います!

2018年

6月

01日

学生向けポスター

島根大学医学部では、低学年の医学生むけに各医局の研究についてのポスター掲示を行っています。

今年も僕が担当し、興味をもって読んでもらえるように今年はSNS仕様にしてみました。

分かりやすくするために、ちょっとオーバーに書いてるのはご容赦ください。

楽しんでもらい、当科に興味を持ってもらえれば幸いです。

2018年

4月

06日

骨代謝学会、内分泌学会ホームページ

新年初めてのブログ更新

あっという間に春を迎えましたが、その間たくさん色んなことがありました。

 

糖尿病学会の「糖尿病学の進歩」では糖尿病と骨粗鬆症に関するシンポジウム発表をさせていただいたり、骨代謝学会と内分泌学会のホームページに論文や研究歴についてコメントを掲載していただいたりと、2018年もアクティブに仕事をさせていただいています。

 

骨代謝学会ホームページでは、日本人研究者の論文を紹介する1st Authorというコーナーがり、最近の僕の論文を取り上げていただきました。

 

また、内分泌学会ホームページでは、研究奨励賞を受賞した人から若手へのメッセージをする機会をいただき、私のこれまでの研究の軌跡も掲載していただきました。

 

新年度も出雲から世界へ!

前向きに頑張りたいと思います!

2017年

12月

08日

あさイチ出演

来週12月13日(水)NHKあさイチという番組で骨の特集があり、僕も出演させていただきます。

ビタミンDの話題、骨を護ることが糖代謝や肥満にも影響する可能性についてがテーマです。

ビタミンDが骨の健康にとって重要であることは今では良く知られるようになってきています。一方、日本人の多くがビタミンD不足/欠乏の状態にあることが明らかになり、骨の健康を護るためにビタミンDを充足させることが重要です。

一方、骨と糖・脂肪代謝についての関連性ですが、多くが動物や細胞実験での結果ですが骨から分泌されるオステオカルシンという蛋白に糖代謝・肥満を解消する効果があることが報告されています。この領域はまだまだ分からないことが多く、まだヒトでも同様の効果があるかどうか明確に言えることは少ないのですが、少しでも皆さんの健康に対する啓蒙に役に立てればと思っています。

以下はNHKあさイチのHPから拝借したものです。

2017年

11月

25日

学会シーズン

10月から11月も学会が多く、毎週のように勉強、講演させていただきました。

 

Men's Health医学会(10/7)

サルコペニアフレイル学会(10/14-15)

骨粗鬆症学会(10/20-22)

糖尿病合併症学会(10/27-29)

糖尿病地方会(11/10-11)

内科地方会(11/18)

臨床内分泌代謝Update(11/24-25)

 

特に臨床内分泌代謝Updateは当科の杉本教授が会長を努めたので、主催者側として参加させていただきました。

 

色んな学会を通じて、多くの先生方と情報交換することができ、また当科の研究についても情報発信ができたんじゃないかと思います。

 

学会で得た知識から新しい疑問や研究課題が見つかりましたので、今後もますます頑張りたいと思います!

0 コメント

2017年

9月

30日

韓国での講演

9月23-24日、韓国ソウルで講演する機会をいただき、「生活習慣病における骨粗鬆症の病態と対策」についてお話をさせていただきました。

 

糖尿病や慢性腎臓病では骨質劣化に起因した骨脆弱性が起こること、糖化蛋白AGEや酸化ストレスも重要な因子であること、生活習慣病に関連する骨粗鬆症治療の考え方などについてお話しし、その後たくさんの韓国ドクターとディスカッションできました。

 

今後も世界に向けて情報発信していけるように頑張りたいと思います!

2017年

9月

27日

欧州糖尿病学会2017

ASBMRデンバーからリスボンへ移動し、欧州糖尿病学会EASDにて発表してきました。

 

今回は、糖尿病に合併する骨粗鬆症が他の合併症などとは独立してADL、QOLの低下に影響するという趣旨の臨床研究です。

 

後輩の三宅先生は糖尿病における筋肉量減少と生命予後の臨床研究を発表しました。

 

これまで海外の糖尿病学会では骨や筋肉にフォーカスが当たることは少なかったのですが、今年は新しく「The bones in diabetes」というセッションができ、以前よりも糖尿病と骨粗鬆症に関する発表が増えていました。

 

世界的にも高齢化が進む中、糖尿病にともなう運動器の障害はますます注目されるのではないかと思っています。今後も世界に向けて情報発信していけるように頑張りたいと思います!

2017年

9月

26日

米国骨代謝学会2017

9月8日からデンバーで開催された米国骨代謝学会ASBMRに参加、研究発表をしてきました。

 

今回は、細胞内エネルギーセンサーAMPKを骨芽細胞特異的ノックアウトマウスの研究発表を行い、プレナリーポスターに採択していただきました。

 

また、後輩の竹野先生が骨細胞におけるグルコース取り込みの意義についての研究発表をしました。

 

以前にもまして糖・エネルギー代謝と骨代謝との関連性を検討した発表が増えているようであり、勉強することも多かった学会でした。

また、臨床的にもデノスマブの10年間治療成績やアバロパラチド、ロモソズマブなどの発表もあり、将来的には骨粗鬆症治療の選択肢が広がることが期待されます。これらの薬剤が日本で使用可能になるのはいつ頃になるのかが気になりますね。

2017年

8月

01日

NHKガッテン!夏号

少し前になりますが、NHKガッテン!夏号に骨と糖尿病についての専門医インタビューを掲載していただきました。ガッテン!の番組内で好評だった回を季刊誌にも記事を掲載するとのこと、僕が少し関わった「骨ホルモン」の会が好評だったそうで、写真入りで載せていただきました。

 

10月20日に発刊される増刊号でも内容が紹介されるそうです。

骨粗鬆症、糖尿病の啓蒙に少しでも繋がれば幸いです!

2017年

7月

03日

ANZBMS学会発表

6/17~21にオーストラリア、ブリスベンで開催された学会にて発表をしてきました。

 

基礎研究と臨床研究の2演題のoral presentationだったので、少し緊張しましたが、無事に発表・ディスカッションも終わり充実した会になりました。

 

両演題ともまだ論文化には至っておらず、引き続き頑張ります!

 

海外学会参加は良い経験、勉強になりますね。

2017年

5月

02日

内分泌学会研究奨励賞

4月20~22日に京都で開催された日本内分泌学会学術総会で研究奨励賞を受賞しました。

 

「骨代謝と糖・エネルギー代謝の相互関連性についての研究」

 

本賞は国内において卓越した研究業績を上げた45歳未満の研究者に贈られるものです。これまでに多くのご高名な先生方が受賞された伝統ある賞であり、大変光栄であり身の引き締まる思いになりました。

 

今後も内分泌学への貢献と患者さんのためになるような研究を続けていきたいと思います。

頑張ります!

0 コメント

2017年

2月

08日

NHKガッテン!の取材

昨年末にNHKのガッテン!という番組で、糖尿病と骨粗鬆症について取り上げるということで取材を受けました。

 

私の患者さんにもご協力いただき、糖尿病患者さんにおける骨粗鬆症治療について、短い時間ですがコメントさせていただきました。

 

また、番組作成に当たり、糖代謝と骨代謝の関連性についてもお話させていただきましたので、どんな放送になっているか楽しみです。

 

2月15日(水)19時30分から放送予定

【再放送】深夜0時10分から

2 コメント

2017年

1月

27日

あけましておめでとうございます!

ブログの更新がずいぶん遅くなりましたが、皆様、あけましておめでとうございます。

 

出雲は年末まで温かかったのですが、先日の寒波では、山陰地域にも久しぶりの大雪が降り、大変でした。

僕も大阪出張からの帰りの飛行機が飛ばず、急遽JR移動をしたり、大変でした。

 

今年も年明けから出張や講演依頼が重なり、すでにスケジュールが埋まってきています。先日は研究指導をしていた先生の論文acceptの連絡もあり、今年もますます仕事・研究を頑張らないといけないと気を引き締めているところです。

 

写真は大阪の実家の近くにある成田山不動尊に初詣に行ったものです。

今年のおみくじは末吉でした。

焦らず、欲張らず、コツコツと、前傾姿勢で取り組んでいきたいと思います。

今年も一年、よろしくお願い致します。

0 コメント

2016年

11月

06日

サルコペニア・フレイル研究会

11月6日(日)

名古屋で第3回サルコペニア・フレイル研究会が開催され、スポンサードシンポジウムで招待講演を行いました。

 

ますます進む超高齢社会において、筋肉・筋力減少症であるサルコペニアや高齢者の虚弱(フレイル)の問題は医学的にも社会的にも重要な課題となっています。

 

シンポジウムでは「筋骨連関におけるビタミンDの重要性」と題して、骨代謝と筋組織との相互関連性、ビタミンD充足がもたらすベネフィットについて話を致しました。

 

この会は来年からは学会へ昇格することが決まっており、ますます発展し、重要な学会になると思います。

 

来年も是非参加して、多くのことを学び、僕たちの研究も発表してきたいと思います。

0 コメント

2016年

10月

31日

IDF-WPR & AASD in 台北に参加・発表してきました

10月27日~30日台北で開催された世界糖尿病連合学会に参加し、研究発表をしてきました。

 

金沢一平

「Long-term efficacy and safety of add-on therapy of vildagliptin in type 2 diabetes mellitus with insulin treatment」

 

三宅仁美

「Low skeletal muscle mass is associated with increased mortality in postmenopausal women with type 2 diabetes mellitus」

 

田中小百合

「Association of leukocyte subtype counts with chronic inflammation and atheroscletosis in type 2 diabetes mellitus」

 

また、28日の夜には学会に参加されている日本人医師を対象に、Insulin Expert session in IDFと題して持効型インスリンについての講演を行いました。

 

本学会ではアジアを中心とした多くの糖尿病専門医が集まり、合併症やマネージメントについての発表・討議があり、とても勉強になりました。

また、台湾の中華料理はとてもおいしく、夜の自由時間も楽しい学会でした。

 

今年の国際学会参加はこれで最後ですが、来年もますます頑張って世界レベルの研究を続けていきたいと思います!

2 コメント

2016年

10月

14日

骨粗鬆症学会&糖尿病合併症学会 in 仙台

10月6-8日まで第18回日本骨粗鬆症学会

10月7-8日まで第31回日本糖尿病合併症学会が仙台で開催され、両学会に参加してきました。

 

糖尿病合併症学会から、僕の研究テーマである「糖尿病患者における骨脆弱性の病態解明と治療戦略の開発」に対してYoung Invesigator Awardをいただきました。

 

また、骨粗鬆症学会では一般演題発表と生活習慣病における骨折リスク評価委員会に参加して意見交換をしてきました。

 

今後、人口の高齢化が進むわけですが、加齢に伴い発症頻度が増える糖尿病、骨粗鬆症の治療や予防について、ますます重要性が増してくると思われます。

 

今後も引き続き臨床に役立つような研究を行い、患者さんに還元できるように頑張りたいと思います!

0 コメント

2016年

9月

25日

ASBMR in アトランタ

2016年米国骨ミネラル代謝学会がアトランタで開催され、参加・研究報告してきました。

 

僕は、「骨細胞におけるAMP kinaseの役割について」、竹野先生は「ホモシステインによるアポトーシス誘導に対するスタチンの影響について」発表してきました。

 

どちらの研究もすでに論文化されているものです。

 

アトランタはCNN(世界に向けてニュースを発信している)、コカコーラなどの発症の地であり、テレビ局内、コカコーラ博物館にも見学に行ってきました。

 

また、現在モントリオールに留学中の田中賢一郎先生にも久しぶりに会うことができ、とても有意義な学会になりました。

 

Odanacatibの第Ⅲ相臨床治験において、有意な骨折リスク低下作用が改めて確認されたものの、脳卒中リスクを有意に上昇させたことから開発中止になったという非常に残念な発表がありました。

また、糖尿病関連骨粗鬆症の演題も数多くあり、世界的にも糖尿病と骨粗鬆症の関連について注目度が集まっていることが実感できました。

 

来年も研究発表ができるように、さらに頑張りたいと思います!

3 コメント

2016年

7月

25日

日本骨代謝学会、研究奨励賞受賞

7月20日から23日まで大阪国際会議場にて、第34回日本骨代謝学会学術集会、第3回アジア太平洋骨代謝学会議が開催されました。

 

「骨代謝とエネルギー代謝の相互関連性についての研究」として、研究奨励賞をいただき、受賞講演をさせていただきました。

 

本賞は骨代謝に関する優れた一連の研究を行った中堅研究者(45歳未満)に授与される賞です。

 

また、私が指導した研究を、以下の先生たちが発表してくれました。

 

①横本真希:骨細胞系MLO-Y4細胞においてAMP-activated protein kinase活性化はメバロン酸経路を阻害することによりRANKL発現を減少させ、スクレロスチン発現を増加させる

 

②竹野歩:マウス骨細胞系MLO-Y4細胞株においてシンバスタチンはNADPH oxidase 1および2発現の抑制を介してホモシステインによるアポトーシス促進を解除する

 

③野津雅和:終末糖化産物AGE3はTGF-βを介して骨細胞様細胞MLO-Y4-A2のアポトーシスおよびsclerostin発現を増加する

 

今回の学会では、私自身のこれまでの研究が認められたことがとてもうれしく思いました。

ますます、患者さんのため、骨代謝学、医学の発展のために頑張りたいと思います。

0 コメント

2016年

6月

01日

学生向けポスター展示

島根大学では毎月、医学部低学年を対象に各講座で行われている研究について知ることができる機会を作り、医学研究に興味を持つ学生を少しでも増やすことを目的に、学内実習棟2階にポスター展示を行っています。

 

今月は当科の担当のため、僕たちの研究内容を展示してきました。

少しでも多くの学生さんに内分泌について興味が持ったもらえると嬉しいです。

0 コメント

2016年

5月

31日

第59回日本糖尿病学会年次学術集会

5月19-21日まで、京都にて糖尿病学会総会が開催されました。

 

糖尿病学会と骨粗鬆症学会の合同シンポジウム糖尿病関連骨粗鬆症最前線にて、「糖尿病における骨脆弱化機序と骨折リスク評価」について発表してきました。

 

糖尿病は様々な合併症をきたす代謝疾患ですが、骨粗鬆症も合併症のひとつとして認識されるようになってきました。

 

なぜ糖尿病では骨が弱くなるのか、どういった指標が有用であるのかについて講演をさせていただき、多くの質問やコメントをいただきました。

これからの超高齢化社会にむけて、糖尿病患者さんの骨の健康を考えることも非常に大切だと考えております。

糖尿病患者さんの生活の質や生命予後を護るために、これからも研究、診療を続けていきたいと思います。

0 コメント

2016年

5月

05日

出雲ケーブルTVでコレステロールと動脈硬化についての話をしました

出雲ケーブルビジョンでは「島大病院ちょっと気になる健康講座」という番組を毎月放送されています。

島根大学病院の医師が毎月ここでお話をさせていただいており、5月の放送分に出演させていただきました。

 

下げよう!悪玉LDLコレステロール

~動脈硬化を予防するために~

 

僕自身が動脈硬化専門医として行っている大学での日々の診療も交えながら、LDLコレステロールを下げることの重要性やLDLの質の問題、どうすれば動脈硬化を予防できるのかについて解説しました。

 

多くの方に動脈硬化診療について知っていただき、一人でも動脈硬化性疾患が予防できるように、今後も努めていきたいと思います!

0 コメント

2016年

4月

15日

PreHypertension Conference in Venice

3月3日から6日まで、イタリアのヴェネツィアで開催されました「International Conference on PreHypertension, Hypertension & Cardio Metabolic Syndrome」という学会で発表してきました。

 

学会では糖尿病患者の前高血圧と動脈硬化の関連性について、末梢血単球数と動脈硬化との関連性について発表しました。

 

動脈硬化や血管石灰化は骨代謝とも密接に関連することが明らかになってきており、僕の研究内容にも大いに参考になる発表があり、とても有意義な時間を持つことができました。

 

これらの研究内容ですが、年内には論文化できるように頑張ります!

 

少し肌寒い気温で、雨の日も多かったですが、ヴェネツィア観光も楽しんできました。

やっぱりイタリアンは美味しいですね。

イカ墨パスタが最高でした!

0 コメント

2016年

1月

01日

New Year 2016

0 コメント

2015年

12月

09日

国際糖尿病連合IDF学会 in バンクーバー

11月27-28日

東京国際フォーラムで臨床内分泌代謝updateの学会が開催され、参加してきました。この学会は臨床に関する話題が中心であり、日常診療のskill upができる貴重な学会です。

今回は僕自身の発表はなかったのですが、ポスターセッションの座長をさせていただきました。


11月27日夜には、東邦大学の若手研究者セミナーにお招きしていただき、若手の先生方にむけて講演を行いました。


11月28日、学会終了後に成田へ移動し、そこからバンクーバーへ。


11月30日-12月4日

国際糖尿病連合IDFの学会に参加してきました。

僕が指導した臨床研究の発表を三宅先生、田中先生がしてくれ、聴衆からの質問もいただきとても勉強になりました。


バンクーバーは思ったよりも寒くなく、とても綺麗な町でした。

学会でも興味深い発表やシンポジウムがたくさんあり、日常診療や今後の研究にも役立ちそうなことをたくさん勉強でき、とても有意義な学会でした。


次のIDFは2017年、アブダビで開催されるそうです。

行けるかどうか、行くかどうかは分かりませんが、国際学会にだしても恥ずかしくないような研究を今後もやっていきたいと思います!

0 コメント

2015年

10月

20日

米国骨代謝学会2015 in シアトル

10月9日から12日まで、米国シアトルにてASBMRが開催され、参加・発表してきました。


シアトルはスターバックス、ボーイング、アマゾン、マイクロソフト、コストコなど名だたる世界規模の大会社が生まれ育った土地で、緑と海に囲まれた美しい町でした。


コンベンションセンターで行われた学会では、世界中の研究者が集まり、骨の最新の研究について報告、ディスカッションがされ、とても勉強になりました。


僕自身専門にしている糖尿病関連骨粗鬆症や、骨とエネルギー代謝についてのシンポジウムも開かれ、とても興味深い内容がたくさんありました。


写真は学会中に医局の先生たちと行ったBrooklyn Seafood Steak & Oyster Houseでのものです。

おいしくて、楽しかったです。


来年も発表、参加ができるように一年(一念)こつこつと(骨々)と頑張ります!

0 コメント

2015年

10月

07日

第51回欧州糖尿病学会 in ストックホルム

9月14日から18日までスウェーデン、ストックホルムで開催されたヨーロッパ糖尿病学会に参加、発表してきました。


本学会では、最近糖尿病領域で話題になっているEMPA-REG OUTCOMEの大規模臨床研究の結果が発表されました。


エンパグリフロジンを心血管疾患高リスク患者に使用することにより、心血管イベントのみならず総死亡リスクも低下させるという会場にいた聴衆から拍手が起こるくらいの素晴らしい結果で、驚きました。本研究によりSGLT2阻害薬の立ち位置が今後変わってくる可能性がありますね。


ストックホルムといえば、ノーベル賞授賞式のある地ですよね。

ノーベル博物館を見てきましたが、やはり先人たちの異業に感心し、微力ながら今後の医療に役に立ちたいとう思いになりました。

0 コメント

2015年

7月

30日

第33回日本骨代謝学会学術集会 in 東京

7月23-25日、京王プラザホテルにて第33回日本骨代謝学会学術集会が開催されました。


骨代謝学会総会は内分泌内科のみならず整形外科、歯科、産婦人科、老年科などの先生方の他にも、薬学系や生理学系の基礎の研究者も多く参加する会です。

日本の骨代謝研究は世界でも注目されており、今年も世界でもご高名な先生方が多数参加され、また海外招聘講演もいくつかあり、とても活発な会でした。


僕は日本骨代謝学会/日本内分泌学会の合同シンポジウムにて「糖尿病における骨代謝異常」という演題で講演をさせていただきました。


糖尿病患者に起こる骨粗鬆症の特徴と骨による糖代謝制御の最新知見を我々のデータと共に発表させていただき、色んな意見や感想をいただくことができました。


また、研究指導した大学院生の竹野先生がホモシステインと骨細胞の研究発表をしてくれました。


他の先生方の研究を聞き、ディスカッションできることは本当に楽しく、またとても勉強になります。

今後も頑張らねばと、再確認しました。

0 コメント

2015年

7月

17日

第47回日本動脈硬化学会 in 仙台

7月9-10日

動脈硬化学会総会に参加してきました。


動脈硬化学会総会は基礎研究者、循環器、代謝、病理、薬学などなど、幅広い領域の人達が集まり、一部でかなりマニアックな話もあり、とても勉強になる会です。


診療&研究のアイデアをたくさん頂きました。


しかし、いつまでたっても残余リスクの話題は尽きませんね。...
PCSK9抗体はphaseⅢまで終了したそうで、いよいよhotな話題になりそうですね。


今後も糖尿病診療での動脈硬化管理について、積極的に取り組んでいきたいと思います。

0 コメント

2015年

7月

06日

Olive 研究者インタビュー

7月5日

Olive (Osteo Lipid Vascular & Endocrinology)という学術雑誌の研究者インタビューというコーナーのゲストに呼んでいただきました。


当科の杉本教授がコーディネーター、フリーキャスターの唐橋ユミさんがインタビュアーとなり、「エネルギー代謝と骨代謝の連関」に関する僕の研究の話をインタビューしていただきました。


普段の医療関係者への講演とは違うということと、TVにでている方(しかもとても綺麗な方)とお話するという事で、とても緊張しました。


最後に記念撮影をしていただきました。


研究をしているとこんないいこともあるんですね。

Oliveの読者に骨代謝とエネルギー代謝について興味をもっていただけたらいいなと思います。


今後も頑張ります!

3 コメント

2015年

6月

30日

サルコペニア・フレイル研究会NewsLetter

日本サルコペニア・フレイル研究会のNewsLetterの論文紹介のコーナーで大阪大学老年・腎臓内科学の杉本研先生に我々の臨床研究の論文を取り上げていただきました。


サルコペニア(筋力減少症)は高齢者の要介護・要支援の原因の中でも重要な疾患です。

以前より糖尿病患者ではサルコペニアの合併が多いという事は知られていましたが、そのメカニズムについては未だ明らかになっていません。


我々の研究では、糖尿病患者におけるサルコペニアの原因として内因性インスリン分泌能低下が重要であり、したがって将来のサルコペニア発症を予防するためには膵β細胞機能を保つようにコントロールすることが重要であることを報告しています。


高齢者糖尿病患者さんのADL・QOLをどうやって維持しているかは大きな課題であり、超高齢化社会を迎えた我が国においてますます重要性を増してきています。

今後も臨床に役立つ研究を発信していきたいと思います!

0 コメント

2015年

5月

26日

第58回日本糖尿病学会年次学術集会 in 下関

5月21日~24日まで

第58回日本糖尿病学会年次学術集会が下関にて開催されました。


医局員の野津先生、三宅先生、田中先生が現在進めている糖尿病関連骨粗鬆症やメタボリックシンドロームの臨床研究を発表してくれました。


発表では、専門家の先生たちからいくつか質問をいただき、とても良い機会になりました。


また、今学会では第一日目に「糖尿病と骨」シンポジウムが開催され、当科の杉本教授が座長を務め、いよいよ糖尿病領域で骨の合併症も認知されてきたなと感じ、ますますやる気がでてきました。


今回は地方開催でもあり、会場が計9か所もあり、移動には関門汽船を使ったり、ユニークな会でした。

写真は発表終了後に巌流島に渡って三宅先生、田中先生と取ったものです。

0 コメント

2015年

4月

26日

第88回日本内分泌学会学術総会 in 東京

4月23日~25日に

ホテルニューオータニ東京にて日本内分泌学会学術総会が開催れました。


基礎研究を指導している大学院生の竹野先生が

「AMP kinase活性化はホモシステインによる骨細胞MLO-Y4のアポトーシス誘導を解除する」

の研究発表をしてくれました。


本研究はすでにBoneにacceptされた研究課題です。


本学会は「内分泌至上主義。内分泌学者の英知の結集を」というテーマで、海外招待講演はもちろんのこと、現代科学における異能たち、宇宙飛行士の向井千秋先生、元厚生労働大臣などの講演もあり、とても勉強になり、刺激をもらった会でした。


ほんと、日本の内分泌学の研究はすごいですね。いくつもの研究が世界をリードしていることを改めて感じました。


今後も内分泌学の発展のために頑張りたいと思います!

0 コメント

2015年

4月

14日

内分泌代謝内科に2名の新入局員が入りました

今年度、島根大学医学部内分泌代謝内科に2名の女性医師が新たに加わりました。

新たな風を入れて、ますます発展していけるように頑張りたいと思います。


真鍋先生は5年目の医師で、4月から大学院にも入り、僕と一緒に研究をすることになりました。

新たな情報を世界に向けて発信できるような、そんな研究を指導できるように、僕も一緒に頑張りたいと思います。

0 コメント

2015年

2月

20日

日本動脈硬化学会認定指導医になりました。

日本動脈硬化学会が認定する指導医になりました。


指導医は動脈硬化専門医で脂質異常症や糖代謝異常などの動脈硬化性疾患の発症予防・治療などの診療を認定施設において指導する医師であり、専門医の育成に従事する医師のことです。


日頃から患者さんには動脈硬化予防についてうるさく言っているわけですが、そういう動脈硬化について熱心な医師を育てる必要があります。


僕たちの領域は、患者さんの生涯に携わっていく分野です。患者さんの将来を担っているわけです。


気を引き締めて今後も頑張っていきたいと思います!!

0 コメント

2015年

2月

17日

AMPKはホモシステインによる骨細胞アポトーシスを抑制する

大学院生の竹野歩先生の基礎研究がようやくまとまりました。


今月、学内大講堂前でポスター展示されています。


近年、ビタミンB6、葉酸代謝の中間代謝物で酸化ストレスを誘導する物質であるホモシステインの骨への影響が注目されています。


ホモシステインは以前から動脈硬化惹起因子として知られていましたが、最近骨粗鬆症にも悪影響があることが報告されてきています。


本研究では、以下の点が主な内容になります。

①ホモシステインが骨細胞のアポトーシスを引き起こす。

②その機序として酸化ストレス誘導因子であるNox1、Nox2の発現が上昇する。

③細胞内エネルギーセンサーであるAMPKは骨細胞にも発現している。

④AMPKの活性化がNox1、Nox2の発現を抑制してホモシステインによる骨細胞アポトーシス誘導を抑制する。

⑤糖尿病治療薬であるメトホルミンがAMPKを活性化し、ホモシステインの影響を阻害する。


特に、③~⑤に関しては世界で初めての報告であり、今年の国際学会でアピールしてくる予定です。

現在、某英文科学雑誌に論文投稿中ですが、無事に掲載されるように竹野先生と一緒に頑張りたいと思います。


また、すでに次の研究課題にも取り組んでいますので、ご期待ください。

0 コメント

2015年

1月

06日

2015年、新しい一年がスタートしました。

新年、明けましておめでとうございます。


昨年は多くの方々にお世話になり、

実り多い一年を過ごすことができました。


皆様に感謝の気持ちを忘れず、

今年もさらに精進し、前を向いて仕事に励みたいと思います。


今年も一年、よろしくお願い申しげます。

0 コメント

2014年

12月

24日

留学中の研究がようやくacceptされました

本日、留学先であったMcGill大学のボスDr. Hendyからメールがあり、留学中に僕がしていた研究がようやくThe Journal of Biological Chemistryにacceptされたという知らせが来ました。


2012年に帰国してから約2年半が過ぎ、ようやく結果として実ったので、本当にうれしいです。

現在は留学中に学んだ手法にて、別の研究テーマに取り組んでいます。


今後も質の高い研究活動を続けていきたいと思います!

0 コメント

2014年

12月

04日

IDF-WPR & AASD Scientific meeting in Singapore

11月21-24日

国際糖尿病連合とアジア糖尿病学会の合同学会がシンガポールで開催され、当科の三宅仁美先生と田中小百合先生と一緒に研究発表をしてきました。

常夏の国シンガポールで開催された学会で、色んな先生方とお会いすることができ、明日からの臨床に役立つことを学び、とても充実した4日間でした。


アジアの国々と日本とはやはり医療環境が異なることもあり、最先端医療というよりは糖尿病の合併症や教育関連の発表・レクチャーが多かったように思います。


大規模臨床研究は欧米人のデータが多いのですが、やはりアジア人とは少し趣が違うようで、治療法によってはアジア人の方が効果が高いものがあったり、特にアジア人で気を付けたいことなどもあります。

こういったアジア地域を中心とした学会での勉強も必要だと感じました。


今後も島根県から世界へ情報発信していけるように頑張りたいと思います!

0 コメント

2014年

12月

04日

臨床内分泌代謝Update in 大宮

11月28-29日
埼玉の大宮ソニックシティにて第24回臨床内分泌代謝Updateが開催されました。

昨年と今年に当科で研修をしていただいた研修医4人がそれぞれが担当した貴重な症例の報告をしてくれました。

奥村先生、岡田先生、木村先生、藤澤先生
全国学会デビュー、お疲れ様でした。
皆さん素晴らしい発表でした!

当科では研修医の先生に力をつけていただくために、学会発表のサポートにも力を入れています。研修医の発表の指導をすることで、医局員も勉強になりますので、まさに一石二鳥ですね。

もちろん、発表では緊張もすると思いますが、その分発表終了後の打ち上げ会が楽しいのは言うまでもありません。

これからも若い先生たちと一緒に頑張っていきたいと思います!


0 コメント

2014年

12月

04日

ラスベガスにて糖尿病関連骨粗鬆症の講演をしました

11月3-5日

米国ラスベガスにて開催された5th World Congress on Diabetes & Metabolismという会で講演を行いました。


ある雑誌社が主催の小さな会でしたが、講演に呼んでいただき、糖尿病患者の骨粗鬆症について話をしてきました。


抄録の写真が糖尿病雑誌のeditorになった当時の写真で、まったく感じが変わっているので恥ずかしかったですが。。。


無事に30分の講演を終え、中日にはラスベガス観光もしたので、とても楽しい海外出張になりました。


今後も日本国内に留まらず、世界に向けて情報発信できるように頑張っていきたいと思います!

0 コメント

2014年

10月

28日

第16回日本骨粗鬆症学会 in 東京

第16回日本骨粗鬆症学会が10月23-25日、京王プラザホテルにて開催されました。

 

今年から骨粗鬆症マネージャー制度ができ、コメディカルの方の参加も増えて盛況な会でした。今回の学会参加人数は1500人以上とのことで、徐々に骨粗鬆症学会も大きくなってきています。

 

僕はシンポジウム、骨粗鬆症臨床研究の未来に向けて~臨床研究の方法と若手研究者への期待~のセッションで

 

「臨床研究のすすめ~質の高い臨床研究を始めるにあたって大切なこと~」

 

という演題で発表をさせていただきました。

 

若手の研究者が熱意をもって研究に取り組み、質の高い研究結果を発表するために必要なことについて、私見を交えてお話させていただき、若手の先生方と交流ができ、楽しいシンポジウムになりました。

 

また、

幸運にも当科の若手の先生3人の研究が、学会の学術奨励賞と研究奨励賞に採択され、指導した立場としてもとてもうれしい学会になりました。

 

学術奨励賞は今学会で発表された271演題の中から優秀なものが4つ選ばれて表彰されるのですが、野津雅和先生と三宅仁美先生の演題がみごとに受賞することができました。

 

研究奨励賞は今後素晴らしい結果が期待される研究計画に与えられる賞で、研究助成金ももらえる賞なのですが、田中賢一郎先生の研究が採択されました。

 

研究室のアクティビティを継続して保っていくことが大切であり、今後も若手の先生方の成長のお手伝いができるように頑張っていきたいと思います!

2 コメント

2014年

9月

27日

欧州糖尿病学会 in ウィーン

9月15~19日

欧州糖尿病学会(EASD)がオーストリア、ウィーンで開催され、参加してきました。

 

当科からは三宅仁美先生が糖尿病に関連する骨粗鬆症について、血清IGF-I値が新規骨折リスクを評価しうるという研究結果を報告しました。

僕が研究計画を立て、三宅先生がデータ収集、解析をしたもので、こうして海外の学会で発表でき、感慨深いものがありました。

 

本研究は、来月の日本骨粗鬆症学会でも発表予定であり、しかも学術奨励賞を受賞予定の研究です。(また報告します!)

まだ論文化できていませんが、近々論文化したいと思っています。

 

今年は日本でも新しく処方できるようになったSGLT2阻害薬の話題もあり、EASDも盛況でした。

勉強になりました!

 

ウィーンは初めて行ったので、もちろん、ちょっと観光もしました。

オペラ鑑賞もして、とても収穫も多く、楽しい学会になりました。

1 コメント

2014年

9月

10日

糖尿病サミット in クアラルンプール

9月6-7日に某企業が主催した糖尿病サミットに参加してきました。

 

日本からは僕も含めて13人の先生方が参加されていて、世界的に有名な先生方の講演やパネルディスカッションを拝聴することができ、とても勉強になりました。

 

最終日には1型糖尿病でレーサーのCharlie Kimballさん(写真)の体験談やレースの日の血糖管理の仕方などの話を聞くことができました。

 

最近なにかと運転中の低血糖が話題になっています。

間違った情報で糖尿病患者が差別されたり非難されたりすることは避けないといけませんが、自己管理がもっとも大切で、それを医師がサポートする環境をつくらないといけないなと思いました。

 

クアラルンプールはとても暑かったですが、日本の先生方とも交流する時間を持てて、楽しい時を過ごすことができました。

 

感謝感謝です

0 コメント

2014年

8月

09日

動脈硬化学会専門医になりました

日本動脈硬化学会には約5年前から専門医制度ができました。

 

留学前にはなかった制度だったのでよく分かりませんでしたが、どうも学会が認定する施設での研修が必要なようで、まずは島根大学を認定施設にしていただくよう申請、その後試験をうけて無事に専門医資格をとることができました。

 

ちなみに、山陰では当大学と鳥取大学のみが認定施設です。

 

さらに今年からは指導医制度もできてそうで、指導医の資格も申請しております。

 

僕の研究は、骨・糖代謝との関連、そして骨と血管との連関です。

日々の診療でも多くの方々が糖代謝、脂質異常の患者さんたちが多く、動脈硬化には気をつけて診療を行っています。

 

今回、動脈硬化専門医の試験勉強も通じて、自分自身も勉強しましたし、多くの先生がたに知っていただかないといけないことも多いなと感じました。

 

今後も、動脈硬化専門医として頑張っていきたいと思います!

0 コメント

2014年

7月

22日

第32回日本骨代謝学会学術集会 in 大阪

7月24日~26日

第32回日本骨代謝学会学術集会が大阪国際会議場にて開催されます。

学会会長は、当科の杉本利嗣教授です。

 

今回は主幹大学ということで、スタッフとして参加させていただきます。

もちろん、医局員の発表はありますが。

 

僕は、7月25日金曜日にイブニングセミナーで講演をさせていただきます。

以下、僕が関係・指導した若手先生方の発表です。

 

①野津雅和

終末糖化産物(AGEs)はTGF-betaを増加させてヒト間葉系幹細胞の石灰化を抑制する。

 

②田中賢一郎

1) AGE2,3が骨細胞のsclerostin、RANKL発現及びアポトーシスに及ぼす影響

2) AGE2,3及び活性型ビタミンDの筋芽細胞分化及び骨芽細胞分化促進因子Osteoglycin発現に及ぼす影響

 

本学会は、基礎の先生方が多く在籍しており、非常に学術的な会です。

頑張って勉強して、今後の研究活動につなげたいと思います。

2 コメント

2014年

7月

14日

日本動脈硬化学会 in 東京

第46回日本動脈硬化学会学術集会に参加

糖尿病では動脈硬化が起こりやすく、予後不良に関連することはよく知られています。
しかし、残念ながら糖尿病治療による心血管疾患予防へのインパクトは弱く、動脈硬化という観点においては、糖尿病患者でも脂質、血圧、喫煙への介入が重要になります。

2型糖尿病患者群はかなりヘテロな集団なので、どういった患者において、どういった治療法を選択することが心血管疾患予防と予後改善に繋がるのかということを、我々糖尿病専門医が今後明らかにしていかなければいけないと改めて感じています。

こういった学会に参加すると、新しい知見を得るだけでなく、自分のモチベーション維持・アップにも繋がり、大変有意義な時間を過ごすことができますね。

特別講演では法政大学デザイン工学部の陣内秀信先生の東京についての歴史や風景についてのお話がありました。今までは東京なんて人ごみいっぱいで住みたくないと思っていましたが、東京(江戸)の歴史や風情のある場所なんかについて説明されると、東京もいいかもねって思ってしまいました。

スカイツリーをなぜあの場所に建てたのかなどの話もあり、「なるほど~」と感心しました。

こうやって平日開催の学会に参加できるのも、大学病院に勤務し、若い先生方が臨床を支えてくれているからだと思います。
感謝感謝で、今回得た知識を島根・日本に還元できるように頑張りたいと思います!

 

1 コメント

2014年

6月

04日

当科で初期研修した藤澤先生が若手奨励賞を受賞しました

5月31日土曜日

 

山口県宇部市、山口大学で開催された第110回日本内科学会中国地方会において、昨年当科で初期研修をした藤澤遥香先生が、若手奨励賞Junior Resident Awardを受賞しました。

 

演題名は「新規遺伝子変異を同定し得たxanthine尿症1型の1例」です。

 

1年目の研修ではありましたが、遺伝子解析なども含めて多くのことを勉強していただきました。

藤澤先生にはこれからも頑張っていただき、りっぱな医師となって欲しいと思います。

 

0 コメント

2014年

5月

21日

第57回日本糖尿病学会年次学術集会 in 大阪

5月22日~24日まで

第57回日本糖尿病学会年次集会が大阪で開催されます。

 

全一般演題が2712題あり、口演が1293題、ポスターが1413題なので、口演採択率が約48%となりますが、当科からの演題は全て口演に採択されました。

 

僕が関係・指導した演題と、僕自身の発表が以下の通りです。

 

①高齢2型糖尿病患者への長期シタグリプチン投与はHbA1cを改善し、かつ経口血糖降下薬を減量させる

(22日14時20分~、第2会場)

多田裕子

 

②閉経後2型糖尿病女性において、血中ペントシジン濃度上昇は骨格筋量低下に関与する

(22日16時20分~、第15会場)

田中賢一郎

 

③2型糖尿病患者における新規持効型インスリンデグルデクの血糖管理における有用性の検討

(22日15時20分~、第19会場)

清原信昭

 

④ピオグリタゾンが血清DPP-4濃度に及ぼす影響と各糖指標・動脈硬化指標との関連性の検討

(24日14時~、第2会場)

田中小百合

 

⑤インスリン治療中2型糖尿病患者へのビルダグリプチン併用による有用性の検討

(24日14時~、第6会場)

金沢一平

 

多くの先生方と情報共有できればうれしいですね。

勉強してまいります。

0 コメント

2014年

5月

01日

内分泌代謝科指導医になりました

2014年4月1日をもって、内分泌代謝科指導医となりました。

まだまだ経験不足なことも多く、日々勉強することばかりですが、

今後は指導医としてますます頑張りたいと思います!

 

今後ともよろしくお願いします。

0 コメント

2014年

4月

16日

糖尿病と骨粗鬆症

糖尿病患者では、神経、眼、腎臓、大血管などの様々な臓器に合併症が起こります。

認知症や歯周病、癌なども糖尿病患者では多くみられることから、糖尿病では全身のあらゆる箇所のケアが必要になります。

 

我々の教室では、糖尿病に関連する骨代謝異常について注目して研究を行っていますが、徐々に糖尿病患者の骨病変の病態が明らかとなってきています。

しかし、まだまだ不十分ではありますので、今後も引き続き研究を続けていく必要がありますが。

 

最近、特に糖尿病などの代謝異常と骨粗鬆症との関連性についての講演依頼を受けることが多くなりました。

 

糖尿病患者に起こる脆弱性骨折の特徴、発症機序、薬剤選択、などなど

糖尿病専門家、骨粗鬆症専門家、コメディカルなどの聴衆に合わせた講演を行っています。

もちろん小規模での研究会でもお話させていただくこともあります。

 

5月には広島市、6月はウェブ講演、三朝温泉、安来市で講演させていただきます。

多くの先生方やコメディカルの方々と糖尿病における骨粗鬆症の情報を共有し、糖尿病患者の骨のケアができるようにしていきたいと思います。

 

今後とも、よろしくお願いいたします。

0 コメント

2014年

4月

09日

第110回 日本内科学会中国地方会 in 山口

5月31日、山口にて第110回日本内科学会中国地方会が開催されます。

 

当科で研修を終えた今年2年目の研修医の先生の発表演題が、研修医若手奨励賞(JRA)にノミネートされました。

 

演題名:新規遺伝子変異を同定し得たxanthine尿症の1例

 

当日はノミネートされた10演題から3演題が受賞されることになります。

是非とも頑張っていただき、受賞報告ができたらいいなと思います。

0 コメント

2014年

4月

08日

第87回 日本内分泌学会学術総会 in 福岡

今年ももうすぐ内分泌学会総会が開催されます。

(4月24日~26日、福岡国際会議場)

 

今回、僕に関係・指導した若手の先生方の発表が3演題あります。

 

①閉経後2型糖尿病患者において血清IGF-I低値は新規骨折発生、死亡のリスク因子である

三宅仁美先生

 

②活性型ビタミンDはAGE2,3による筋芽細胞分化抑制及び骨芽細胞分化促進因子Osteoglycin発現抑制を回復させる

田中賢一郎先生

 

③マウス骨髄間質細胞ST2においてAGE3はTGF-beta非依存性にアポトーシスを増強し増殖を抑制する

野津雅和先生

 

他の研究者の発表でも興味深い演題がたくさんあり、楽しみです。

0 コメント

2014年

2月

10日

第14回動脈硬化教育フォーラム in 仙台

2月2日(日)

 

昨年11月にACC/AHAガイドラインが発表されましたが、
このガイドラインは欧米人を対象にし、動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)の予防を目指し、LDL-Cに焦点を当てたものになっています。

脂質改善薬の中でASCVD予防のエビデンスは、ストロングスタチン以外にはなく、以下の4グループではスタチンを始めましょうというものです。
①ASCVD既往あり(2次予防)
②LDL-C 190以上...
③LDL-C 70〜189の40〜75歳の糖尿病
④LDL-C 70〜189の10年以内にASCVD発症リスクが7.5%以上

さて、これが日本人にも当てはまるでしょうか?

ACC/AHAガイドラインには、LDL-C以外の概念がなく、残余リスクの考え方も入っていません。特に糖尿病患者はほとんどストロングスタチンを飲むことになってしまいます。しかも、治療目標値の設定もないので、副作用がない限り継続するということなんだようです。治療後のLDL-Cも測らなくてもいいんだとか。

やはり、生活習慣の改善を大切に考え、きめ細かい診療をしてる日本人には馴染めないガイドラインですね。MEGAスタディやLELISのエビデンスのある日本人では、必ずしもストロングスタチンじゃなくてもいいと思いますし、日本人でのエビデンスに基づいた日本人特有のガイドラインが必要だと思います。

日本動脈硬化学会としても、ACC/AHAに追従することなく、今のところは2012年に発表された動脈硬化予防ガイドラインを使用して行きましょうということでした。

その他にも興味深い話がたくさんあり、勉強になりました。
0 コメント

2014年

1月

27日

臨床内分泌代謝Update in 名古屋

1月24~25日、学会に参加しきてきました。

・小池先生がAddison病を契機に診断した悪性末梢神経鞘腫の症例報告
・多田先生がビスホスホネート単回投与で完解した骨Paget病の症例報告
 ・山本先生が糖尿病患者の骨代謝異常についてのレクチャー

・山内先生が診断・治療に難渋した症例のセッションのコメンテーター

・杉本教授が骨粗鬆症のガイドラインの解説と今後の展望についての教育講演

当科の先生方がそれぞれ素晴らしい発表をし、注目された学会だったと思います。
全国学会に参加し、多くのことを学び、他の施設の先生方と交流するということも医師の仕事の醍醐味のひとつですね。

みんなの発表が終わった夜には、夜の町に繰り出し、おいしい料理を食べて、盛り上がりました。
これも学会参加のもうひとつの醍醐味ですね

0 コメント

2014年

1月

09日

2014年も前を向いて頑張りたいと思います!

皆さん、

あけましておめでとうございます。

いよいよ2014年が始まりました。

新しい年というのは、ワクワクしますね。

 

今年は、現在進行中の研究などをしあげ、成果を発表できるように頑張りたいと思います。

また、当科の若手の先生たちと共同で行っている研究のいくつかは、来年の日本糖尿病学会年次集会にて発表させていただきますが、今年中にはなんとか論文という形にして報告できるように努力したいと思います。

 

本年も多くの方にお世話になると思いますが、

どうぞ、よろしくお願い致します。

0 コメント

2013年

12月

25日

年末のGood News

久しぶりのブログ更新になりました。

 

表題のとおり、年の瀬になってGood newsがやってきました!
田中賢一郎先生の論文が、新たに2つ海外学術誌にacceptされました!!
 一つは基礎研究、もう一つは臨床研究です。

 

①雑誌:Calcified Tissue International and Musculoskeletal Research
タイトル:Involvement of the osteoinuctive factors, Tmem119 and BMP-2, and the ER stress response PERK-eIFa-ATF4 pathway in the commitment of myoblastic into osteoblastic cells.

 

②雑誌:Endocrine Journal
タイトル:One-hour post-load hyperglycemia by 75g oral glucose tolerance test as a novel risk of atherosclerosis. 

両研究とも私もお手伝いさせていただき、

特に臨床研究②については計画や解析、論文作成・編集に協力し、昨年の糖尿病学会中四国地方会にて若手優秀演題にも選出された研究です。

 

図にありますように、ROC解析の結果から、糖負荷後の血糖値190-200くらいまで上昇する患者さんでは、すでに動脈硬化が進行している可能性が示唆されます。


来年も当科での研究結果の報告ができるように、内分泌代謝内科研究室一同で頑張っていきたいと思います。
 
両論文の簡単な要約は、本HPの研究業績、原著論文のところに記載しております。

皆様の何かの参考になれば幸いです。

それでは皆様、良いお年を!

0 コメント

2013年

10月

30日

オステオカルシンの内分泌的役割についての記事を更新しました

なかなか、自分のホームページの加筆や手直しの時間がなく申し訳なく思っています。

 

本日、ようやく研究内容の1つ目の項目のオステオカルシンの糖・脂質代謝との関連性についての記事を更新しました。

 

オステオカルシンの血管への直接の作用やインクレチンの1つであるGLP-1発現への影響などの論文もでてきており、骨と糖代謝・動脈硬化との相互連関についての解明が進んできております。

我々も他の研究者に負けないように、頑張っていきたいと思います!

 

現在、糖尿病治療について、骨とエネルギー代謝について、などなど研究を行っていますので、

論文化されたら、随時追加していきたいと思っています。

よろしくお願いいたします。

0 コメント

2013年

10月

21日

第15回日本骨粗鬆症学会 in 大阪

さて、今年の日本骨粗鬆症学会も無事に終わり、
当科の先生2人が研究奨励賞を受賞しました。

 

今後骨粗鬆症の知見に貢献する優秀な研究課題に与えられる賞です。

 

写真左:山本昌弘先生

研究名:酸化ストレスが2型糖尿病の骨脆弱性に及ぼす影響の臨床的解明

 

写真右:野津雅和先生

研究名:消化管ホルモンGIPとGIP不活化物質DPP-4は生活習慣病にともなう骨粗鬆症の関連因子となり得るか?

 

なかなか同じ医局の先生がダブルで受賞することもないと思います。

本当に優秀な先生方です。

0 コメント

2013年

10月

16日

米国骨代謝学会 in ボルチモア

先週、米国ボルチモアで開催された骨代謝学会に参加してきました。

僕の発表は最終日でしたが、多くの質問をいただき、とても有意義な発表になりました。

 

学会の話題としては、

今後新しく登場するカテプシンK阻害薬、抗スクレロスチン抗体の臨床治験の結果や骨細胞の話題が多くあったように思います。もちろん、今年日本でも使用可能になった抗RANKL抗体の研究も発表されていました。

 

カテプシンK阻害薬などは、骨吸収を抑えるだけでなく骨形成を促進することができる薬剤であり、さらなる基礎研究が進めば骨代謝回転、リモデリングなどのメカニズムが解明される可能性があると思われます。

 

以前にもまして、骨細胞の役割や骨芽細胞と破骨細胞のカップリングについての研究が進んできており、新たな薬剤も次々に開発されてきており、骨研究もかなりhotになってきているのを感じました。

 

写真は学会の合間に見学に行った臨床研究で有名なJohns Hopkins大学病院です。

休日のため非常に静かでしたが、きれいで立派な外観で、僕の研究も発展できればいいなと思いました。

0 コメント

2013年

9月

25日

米国骨代謝学会 in ボルチモア

10月4-7日に米国ボルチモアにて開催される骨代謝学会(The American Society for Bone and Mineral Research)に行ってまいります。

 

当科からは僕の演題

Role of Menin in Bone Development

のほかに

 

田中賢一郎先生

Role of the osteoinductive factors, Tmem119, BMP-2 and the ER stress response PERK-eIF2a-ATF4 pathway in the commitment of myoblastic into osteoblastic cells

 

野津雅和先生

Advanced Glycation End Products Inhibit the Mineralization of Mouse Stromal ST2 Cells by Binding the Receptor for AGEs and Increasing TGF-b Expression and Secretion

 

山本昌弘先生

Mild to Moderate Chronic Kidney Disease is Associatedwith Vertebral Fracture Independent of Albuminuria or Bone Mineral Density in Patients with Type 2 Diabetes Mellitus

 

の発表があります。

 

米国の学会は数多くの研究が発表され、非常に勉強になる会です。

当科からも毎年数演題出しており、activeにやっております。

 

今年3度目の海外出張になりますが、頑張ってまいります!

0 コメント

2013年

9月

09日

ICLAにて発表を行います

今週末、ソウルで開催される第2回国際脂質代謝・動脈硬化学会のシンポジウムにて、発表をしてきます。

僕の与えられた発表課題は「オステオカルシンと動脈硬化」についてです。

 

骨粗鬆症患者では動脈硬化性疾患の発症リスクが高いことから、骨と血管とは関連性があることが考えられてきました。

近年、骨から血中へ分泌されるオステオカルシンというタンパクに糖・脂肪代謝を制御するホルモン的な役割があることが明らかとなり、さらに最近では血管にも直接影響しうることが報告されるようになってきています。

 

そこで、今回の発表では、オステオカルシンと動脈硬化との関連性について、これまでの基礎データと臨床データをレビューしてみたいと思っています。

 

初めての韓国であり、国際学会のシンポジストとして発表するということで、緊張しています。

その反面、国を超えて他の研究者と交流できることは楽しみです。

よい発表になるように、頑張ってきます!

 

写真はICLA(International Congress on Lipid Metabolism & Atherosclerosis)のホームページのスクリーンショットです。

0 コメント

2013年

8月

26日

Advanced glycation end products (AGEs)が小胞体ストレスを介して骨芽細胞分化を抑制する!

当科の田中賢一郎先生の基礎研究論文がBBRCに掲載されました。

田中先生は昨年大学院を卒業し、今回の基礎研究論文が4報目になります。

 

糖尿病患者では骨質劣化によって骨折リスクが上昇しております。

当研究室では、そのメカニズムを検討しており、AGEsが重要な悪玉因子であることを報告しています。

本研究では、AGEsが骨芽細胞分化を抑制するメカニズムとして小胞体ストレス、特にストレスセンサーであるIRE1aATF6OASISが重要であることを見出した貴重な論文です。

 

ちなみに、昨年度の当教室の業績は以下の通りです。

著書:英文4報、邦文24

学術論文:英文24報、邦文71

学会発表:国際学会18回、国内学会106

 

小所帯ではありますが、当教室では臨床はもちろんのこと、基礎研究と臨床研究の両方を行っており、若手を中心に論文報告、学会報告などactiveに行っています。

 

骨研究のほかにもいろいろな課題に取り組んでいますので、ご興味のあるみなさん、一緒に仕事をしてみませんか?

ご連絡をお待ちしています!

0 コメント

2013年

8月

15日

インクレチンの心血管疾患との関連性についての研究会

8月11日

 

先日、東京で開かれました循環器内科と代謝内科の先生方の研究会に参加してきました。

 

2009年末に日本でも発売が開始になった抗糖尿病薬のインクレチン関連薬の心血管への影響を議論する研究会で、半分が心臓血管を専門とした先生方で、もう半分が糖尿病を専門とした先生方でのclosedの会でした。

 

特に、DPP-4阻害薬は長期的な安全性はまだ未確定ながらも、現時点での使用経験では副作用もすくなく非常に使い勝手のよい薬剤であり、糖尿病の非専門医の先生方も多用しておられます。

 

DPP-4阻害薬は非常に使いやすく、血糖改善効果もある程度あるので、当院でも多用されており、日本ではすでに7剤のDPP-4阻害薬が市場にでています。

今後はどのDPP-4阻害薬をどういった患者さんに使用するかなどの薬剤間の特徴などが注目されることになるでしょうか。

 

そんな中、循環器内科の先生方はインクレチンの動脈硬化、心機能への影響に注目をしており、

国立循環器病研究センター臨床研究部・心臓血管内科の北風政史先生は、インクレチンは糖尿病代謝の専門家に発見されたので糖尿病薬として開発されたが、もし循環器の研究者が発見していたら抗動脈硬化薬としての開発がなされていただろうと、言われていました。

 

それだけ、インクレチン関連薬の抗動脈硬化作用には期待が大きいようです。

 

動物実験を含めた基礎研究では、インクレチン(特にGLP-1)の動脈硬化形成抑制作用や心機能改善(線維化抑制)作用は明らかとなっており、今後はヒトにおいても同様の影響があるか否かをはっきりさせることが重要となるでしょう。

 

0 コメント

2013年

8月

05日

中国糖尿病治療研究会

8月3日土曜日

中国地方の6大学(島根大学、鳥取大学、岡山大学、川崎医科大学、広島大学、山口大学)の内分泌・代謝領域の診療科が合同で行う臨床研究の会がスタートしました。

 

今回が第一回の会であり、中国地方の大学で切磋琢磨して、より良い臨床研究を行っていこうということが主な趣旨で、若手が多く参加して討論できるような会にしたいということだそうです。

 

特別講演に東京大学の山内敏正先生が「アディポネクチン受容体をターゲットにした健康長寿薬開発の試み」というタイトルで、とても魅力的な発表を聞くことができました。

将来的にアディポネクチン受容体刺激薬が糖尿病治療や長寿薬として有用ではないかという内容で、いつか日本初の新たな薬として世に出てくるのではないかとワクワクするようなご発表でした。

 

僕も一般演題として、現在取り組んでいる島根県内の他施設共同研究の計画について発表してきました。フロアの先生方からいくつか示唆に富むsuggestionをいただき、とても有意義な時間を過ごすことができました。

 

毎年この時期に開催する予定なんだそうで、今から来年が楽しみです。

0 コメント

2013年

7月

06日

野津雅和先生が骨粗鬆症学会研究奨励賞を受賞!

当科の野津雅和先生が骨粗鬆症学会の研究奨励賞を受賞しました!

 

本賞は、骨粗鬆症関連疾患の基礎および臨床研究のうち優れた成果が期待できる研究への助成を目的としたものです。

 

毎年5人の研究者に授与される賞で、研究費も支払われます。

 

野津先生は今年助教になったばかりの有望な若手医師で、臨床でも病棟を支えてくれている頼りになる先生です。

 

今後のさらなる飛躍を期待しています!

1 コメント

2013年

6月

20日

酸化ストレスと骨粗鬆症

今日も出雲は一日雨です。

ようやく梅雨っぽい季節になってきましたね。

 

以前に「酸化ストレスの骨代謝への影響」という題名でTHE BONEという雑誌に原稿を書きました。

 

ほどよい酸化ストレスは細胞の刺激になり細胞機能を高めるといわれていますが、過剰の酸化ストレスにより細胞機能が障害され、その結果、老化現象や糖尿病などの生活習慣病、動脈硬化、癌、アルツハイマー病などのさまざまな疾患の発症に関与することが明らかとなってきています。

 

近年、この酸化ストレスが骨粗鬆症にも関与することが明らかとなってきつつあり、そのメカニズムの解明に注目が集まっています。

 

本総説では、酸化ストレスが骨代謝に及ぼす影響とそのメカニズムについて概説しています。

 

酸化ストレスを軽減する薬剤について、各医療分野で注目がされていますが、骨領域では選択的エストロゲン調節薬SERMがそのひとつではないかと考えられています。

 

酸化ストレスが悪玉として働く機序、逆に善玉として働く機序などの研究は、病態の解明や新たな創薬のためにも今後も大切になってくると思います。

0 コメント

2013年

6月

03日

IBMS & JSBMR joint meeting in Kobe

6月1日土曜日

 

先週、第2回の国際骨代謝学会と日本骨代謝学会の合同学会が神戸で開催されました。

 

僕自身は他の仕事があり最終日にしか参加できませんでしたが、多くの海外の研究者も参加して有意義な学会だったみたいです。

 

当科からは僕を含めて3つの演題発表があり、発表後にたくさんのコメントや質問をいただきました。

 

1) Kanazawa I, Canaff L, Murshed M, Hendy GN. Menin is required to maintain bone mass in older mice.

Men1遺伝子にコードされたMeninという核内タンパクの骨における役割を、ノックアウトマウスとトランスジェニックマウスを用いて研究した実験で、Meninが骨量維持に重要な役割を果たしていることを明らかとした研究発表です。

 

2) Notsu M, Yamaguchi T, Okazaki K, Tanaka K, Ogawa N, Kanazawa I, Sugimoto T. Advanced glycation end product 3 (AGE3) suppresses the mineralization of mouse stromal ST2 cells by increasing TGF-beta expression and secretion.

我々の以前の報告により終末糖化産物であるAGEが骨芽細胞機能を低下させることはすでに明らかとなっていますが、本研究ではさらにその詳細なメカニズムについて検討を進めました。骨髄間質細胞において、AGEがTGF-betaの発現を促進することにより骨芽細胞分化を抑制していることを明らかとしました。

 

3) Tanaka K, Yamaguchi T, Kaji H, Kanazawa I, Sugimoto T. The role of endoplasmic reticulum stress in bone formation suppressed by advanced glycation end products.

小胞体ストレスと骨芽細胞機能について注目されています。本研究ではAGEが骨芽細胞機能を抑制するメカニズムが小胞体ストレスを介していることを初めて見出しました。

 

これらの演題は秋にボルチモアで開催される米国骨代謝学会でも発表予定です。

今後も島根から世界へ、新たなエビデンスを発信していけるように頑張ります!

0 コメント

2013年

5月

20日

日本糖尿病学会

5月16-18日まで熊本で第56回日本糖尿病学会年次学術集会が開催されました。

 

僕は仕事のため、17-18日のみの参加でしたが、非常に活発な学会でとても勉強になりました。

 

本会で、日本糖尿病学会より「熊本宣言」がなされ、6月からHbA1cの新たな目標値の運用が開始されます。

 

1)HbA1c 6%未満;血糖正常化を目指す目標

2)HbA1c 7%未満;合併症予防のための目標

3)HbA1c 8%未満;治療強化が困難な際の目標

 

したがって、すべての糖尿病患者さんで、最低でも8%未満を目指し、さらに合併症を予防するために可能であれば7%未満を目標として管理していくことになります。

 

これまでわかりにくかった糖尿病管理目標値がよりわかりやすくなり、患者さんにも説明がしやすくなりました。

 

ただし、個人的にはまだまだエビデンスの足りないことも多いとは思っています。

特に高齢者糖尿病患者の管理方法や細小血管合併症以外の合併症について、本当にこの指標でいいのかどうか、などの解決すべき問題点も残されています。

 

残念なことに日本でも糖尿病患者の数は急増しており、介護の問題や医療経済の問題などを考えると、糖尿病の合併症をいかに予防するかは大切な社会問題であり、今後も僕たちが取り組んでいかないといけない重要課題であると思っています。

 

ひとりでは大きな仕事はできませんが、医局の先生たちやコメディカル、製薬会社の方々、そして患者さんたちと医療の発展につながる仕事ができるように、これからも頑張っていきたいと思います!

0 コメント

2013年

5月

09日

平成25年度入局説明会

 

来る5月21日火曜日に、内科学第一(内分泌代謝内科)の入局説明会を開催します!

 

医学科6年生と研修医の方々が対象で、

当科の魅力、将来的なビジョンなどを含めてスタッフからのプレゼンがあり、質問にも丁寧に答えます。

 

近年、人口の高齢化とともに生活習慣病やそれに関連した疾患をもつ患者さんが急増しています。

したがって、必然的に内分泌代謝領域の医師の需要も多くなってきています。

 

内分泌・代謝学はなかなかややこしい印象があって、抵抗のある医学生や研修医の方も多いかと思いますが、当科での研修で確実に内分泌・代謝学のコツが分かるようになります。

実際に、当科の若手医師も比較的早い時期に内分泌専門医、糖尿病専門医の資格を取ってきています。もちろん僕も両方の資格をもっています。

 

女性医師の数も増えてきており、自分の生活を大切にしながら、医師業もちゃんとやっていける数少ない診療科ではないかと思います。

 

当日、僕は臨床医が研究をする意義と当科における研究のアクティビティなどについてプレゼンします。

医学生、研修医の皆さんはおそらく自分の将来についての不安がたくさんあると思います。

また、自分も若いころはそうでしたが、卒後2-3年の早期研修で頭がいっぱいになり、さらにその先の将来像が見えてないのではないかと思います。

長い人生で、一度は研究に没頭してみることは、もちろん自分のキャリアアップにつながりますが、疾患の病態などを理解するうえで重要なヒントを与えてくれ、臨床医としての腕の向上にもつながります。

 

皆さんの先輩として、若い先生たちの人生のプランニングについても相談したいと思いますので、時間のある人は是非参加ください!

もちろん焼肉もただで食べられます!

0 コメント

2013年

4月

24日

診療案内

今年度の島根大学医学部附属病院の診療案内に掲載する原稿(校正前)です。

 

今年も内分泌代謝内科が発展し、ますます勢いに乗っていけるように頑張りたいと思います。

よろしくお願いします!

0 コメント

2013年

4月

14日

第110回日本内科学会総会・講演会

4月13日土曜日

 

東京国際フォーラムにて第110回内科学会総会が開催され、発表を行ってきました。

 

75g経口糖負荷試験を用いた血糖値上昇と動脈硬化指標との関連性の検討

~負荷後血糖上昇は古典的動脈硬化リスク因子とは独立した動脈硬化増悪因子である~

 

本研究は田中賢一郎先生がデータをまとめてくれた研究で、昨年の糖尿病中国四国地方会でYIAを受賞した研究です。今回はさらに詳細な検討を追加して、よりバージョンアップした内容にしての発表です。

 

近年、食後高血糖が動脈硬化危険因子であることが認知されてきています。このことはいくつかの大規模研究にて確認されてきております。

本研究は、耐糖能異常の検査で行われる75g経口糖負荷試験(OGTT)と動脈硬化指標である頸動脈超音波による内膜中膜厚保肥厚(IMT)との関連性を検討することにより、血糖上昇と動脈硬化との関連性をより詳細に検討した研究です。

 

OGTT後60分での血糖値が最もよくIMTと相関を認め、この関係性は年齢、脂質や血圧などにて補正しても有意な関連性が認められました。さらに、ROC解析にてOGTT後60分の血糖値が190-200mg/dL以上であれば動脈硬化の存在が疑われることが明らかとなりました。

 

つまり、

1.75gグルコース(糖)を経口摂取した後の血糖上昇が動脈硬化増悪と関連している

2.食後血糖上昇を抑えることは動脈硬化予防に重要である

3.OGTTは通常は耐糖能異常の検査として行われるが、動脈硬化の有無の検査としても応用可能

4.負荷後60値が190-200を超えるようであればすでに動脈硬化が起こってきている可能性がある

ということが言えるかと考えています。

 

OGTTは古くから行われている検査ですが、以外とこのような解析をして報告している研究が少なく、興味深い結果が得られたのではないかと思っています。

現在論文投稿中であり、acceptされればまた報告させていただきたいと思います。

0 コメント

2013年

4月

13日

カナダから帰国しました

モントリオールマギル大学での約10日間の仕事を終えて、最終日にラボの人たちでインド料理店に行ってきました。

 

留学中と今回の滞在中にお世話になった人たちのとランチライム、非常に楽しい感じでモントリオールでの仕事を終えることができました。

 

右奥に写っているのが英国出身のラボのボスDr. Hendyで、右手前がマウスの実験やノックアウトマウスの作成などですごくお世話になったバングラディシュ出身のDr. Murshed、左奥から2番目がラボでずっと一緒に仕事をしていたLucie、そしてその右となりにベトナム出身で旦那さんが日本人のLoan。

 

まだ、留学中の僕の研究は進行中で、論文化はされていないのですが、結構いい研究に仕上がってきています。報告できる段階になればまたホームページでも紹介したいと思います。

 

モントリオールでの留学生活は大変でしたが非常に楽しく、そして研究者としても成長できた3年間でした。また、今回の短期滞在もいい経験ができました。

 

今後も引き続き頑張っていきたいと思います!

0 コメント

2013年

4月

02日

平成25年度科学研究費助成事業に採択されました

今年度の科研費採択結果が通知され、僕が申請していた「骨・脂肪・筋肉の相互関連性におけるオステオカルシンの役割を解明する」という研究課題が受かった旨の連絡をいただきました。

 

なかなか研究費を獲得するということも容易ではなく、3割弱しか採択されないのですが、無事に科研費申請が通って非常にうれしいです。

 

今後もさらに研究成果を出して、継続していけるように頑張らないといけないと気持ちを引き締めているところです。

 

日本から新たなエビデンスを発信していけるように、これからも頑張ります!

0 コメント

2013年

3月

26日

モントリオール出張

今週金曜日から、留学先のマギル大学カルシウム研究室に約10日ほど行ってまいります。

留学中の研究の最終ディスカッション、今後の研究方針について話し合うことと、新たな研究手法を習いに行ってまいります。

 

ちょうど2012年3月にカナダから帰国してはや1年が経ちました。

あっという間の1年間で、特に臨床の仕事と、新たな研究の立ち上げに多くの時間を費やしました。

 

まだまだ道半ばで、準備中の研究や現在進行形で進めている研究が多くあり、帰国後の業績はほとんどないに等しい状況ですが、引き続き頑張っていきたいと思っています。

特に、若手の先生たちと計画している研究や多施設共同研究などについては、いい結果がでることを期待しています。

 

今回のモントリオール訪問も今後の糧になるように、10日という短い期間ですが、頑張って仕事をしてきたいと思います。

0 コメント

2013年

3月

14日

出雲市立総合医療センターの先生方との交流

3月12日

 

出雲市立医療センターの内科の先生方を対象に、DPP-4阻害薬を中心とした糖尿病治療についての講演と、現在計画中の多施設共同研究についての説明会にいってきました。

 

医療センターにはもともと糖尿病専門の先生が一人おられるのですが、現在産休中のため当科から毎週外来診療をしに行っているような状況です。糖尿病を診る医者が一人しかいないので、他の専門の先生方も多くの糖尿病患者さんの診療にあたっているようで、大変ご苦労されているとのことでした。

 

2009年末にDPP4阻害薬が発売されてから、糖尿病治療にも変革が起こりました。BOTの考え方や低血糖に対する考え方についても年々新しい考え方がでてきています。

糖尿病患者の数が急増している中、どうしても非専門医が糖尿病患者を診る機会が増えていくと思います。したがって、地域の先生方にも最新の糖尿病治療の考え方などの情報をお伝えしていくことも、糖尿病専門医の非常に重要な仕事だと思います。


今回の講演を通じて、まだまだ一般臨床で多くの糖尿病患者さんを診ておられる先生達とも、最新の糖尿病治療の考え方を共有していかないといけないな、と感じました。

大学人だからこそできる島根県医療への貢献と、島根から新しいエビデンスを常に発信していけるように、皆さん一緒に頑張りましょう!

 

講演の後には出雲市内に繰り出して、医療センターの先生方と交流会(飲み会)をしました。

非常にアットホームな雰囲気で、楽しい先生方ばかりでした。こういったいい先生方に診ていただいている患者さんたちは幸せなんだろうな、と感じました。

医療センターの先生方、深夜までお付き合いいただきましてありがとうございました。

4 コメント

2013年

3月

12日

韓国脂質動脈硬化学会からの依頼

先日、韓国のLipidology and Atherosclerosis Societyからシンポジウムでの講演依頼をいただきました。

 

昨年から、International Congress on Lipid Metabolism and Atherosclerosisという学会を立ち上げたそうで、今年が第2回目なんだそうです。

その学会のシンポジウムの一演題として「オステオカルシンと動脈硬化」の話題について講演をして欲しいという依頼でした。

 

オステオカルシンについては僕の狭義の研究領域なので、この依頼は非常にうれしい依頼でした。

しかも、交通費や宿泊費、講演料もでるとのことであり、行ってくることにしました。

 

韓国(ソウル)にはまだ行ったことがないし、行く予定もなかったので少し緊張しますが、頑張ってきたいと思います。

0 コメント

2013年

2月

27日

島根県内多施設共同研究

現在、多施設共同研究を立ち上げています。

 

近年、インクレチン関連薬が発売されてから、糖尿病の治療戦略に大きな変革がありました。

特に、DPP-4阻害薬は内服薬であり、かつ低血糖などの合併症の少ない薬として頻用されるようになってきています。

しかしながら、わが国では2009年末に発売されてから、約3年間の臨床経験しかなく、まだまだエビデンスが不足しているような状況です。

 

そこで、島根県内の糖尿病の診療に携わっている先生方にご協力をいただき、DPP-4阻害薬の糖尿病合併症や予後に与える影響を検討しようというのが、今回の共同研究の目的です。

 

今月ようやく院内の倫理委員会の審査が終わり(まだ承認の通知はいただいていませんが)、いよいよ研究スタートに向けて動き出そうという段階です。

 

今後は県内のいろいろな施設を訪問して、研究の内容や手順を説明して回る予定にしています。

その一環として、3月12日には出雲市内にて講演会をさせていただく運びとなりました。

 

高齢者が中心の島根県において、こういった研究を行い、世界に向けてエビデンスを発信することができれば、非常に意義のあることだと思います。

長期間の研究になりますので、関係者の皆様、是非ともよろしくお願いいたします。

0 コメント

2013年

2月

07日

動脈硬化教育フォーラム

2月3日日曜日
国立京都国際会館で開催された第13回動脈硬化教育フォーラム参加してきました。
生活習慣病の管理の最終目標は血管を守り、ADL/QOLを保つことにあると思います。
様々なガイドラインがあるなか、昨年改訂された動脈硬化疾患予防ガイドライン2012は包括的治療を行うためのガイドラインとなっています。

しかしながら、高齢者における治療エビデンスがまだまだ不十分であり、特に後期高齢者でのエビデンスは“ない”といっても過言ではありません。
 
脂質異常症については、EWTOPIA75という臨床試験が走っている最中ですが、高血圧症、糖尿病における後期高齢者での管理目標の設定を目指して、研究を行っていかないといけない現状にあるようです。

超高齢化社会を迎えた日本、諸外国は日本が経済や福祉の対策をどうしていくかに注目しています。日本がうまく高齢化の波を乗り越えることができれば、日本を見習い、日本がこければ逆をいくことでしょう。

医療においては、高齢化先進国である日本がリーダーとなって、高齢者医療の在り方を提言していくべきかと思っています。

したがって、日本のなかでも高齢化の進んでいる島根から、新たなエビデンスの発信をしていかないといけないと思っています。

日常診療はガイドラインを参考として行っていきますが、やはり我々はガイドラインを作る側としての意識を持ち、仕事を進めていきたいと思います。
0 コメント

2013年

1月

31日

第3回Diabetes Conference for Research and Practice@OCU

1月30日水曜日

 

本日は大阪市立大学の第2内科の主催する研究会に呼んでいただき講演をさせていただきました。

 

「骨と糖代謝の密接な関連性について―オステオカルシンを介した糖代謝制御―」

 

骨粗鬆症の一般的な総論から、糖尿病患者における骨粗鬆症の話題、糖尿病治療薬の骨への影響、そして骨代謝と糖代謝とのオステオカルシンを介した相互関連性についてお話をさせていただきました。

 

大阪市立大学第2内科はもともと、骨の研究を中心にしてきた教室で、今日は糖尿病を専門とする先生が多い中、骨代謝にもアフィニティが高い先生が多く、たくさんの質問やコメントいただくことができました。非常に楽しく話を終えることができました。

 

懇親会でも多くの先生方にお声をかけていただき、非常に有意義な講演会でした。

 

こういった講演をする機会を今後も得ていくために、常に新たなエビデンスを出していかなければならないと感じています。また、研究だけではなく、いろんな人に「金沢一平」という名前を憶えていただき、お仕事がもらえるように努力していきたいと思います。

0 コメント

2013年

1月

02日

明けましておめでとうございます!

新年あけましておめでとうございます。

今年も精いっぱい頑張りますので、何卒よろしくお願いいたします。

 

2012年が終わり、いよいよ2013年がやってまいりました。

昨年はモントリオール留学を終え、新たなスタートを切った年でした。

医局の先生方にも助けられ、なんとか無事に臨床の仕事を再開しました。

研究では、医局の大学院生たちといろいろな研究プロジェクトを立ち上げ、軌道に乗りつつあるところです。

また、研究費を得るためにたくさんの助成金に応募し、科研費、上原財団や内藤財団をはじめいくつかの研究費をいただくこともできました。

たくさんの方たちに支えていただいたおかげで、非常に幸せな一年を過ごすことができました。

ありがとうございました。

 

2013年は昨年から引き続きの研究をなんとか形にしたいと思っているのと、新たに大学以外の施設とも連携して大きな仕事がしたいと考えています。

 

もちろん自分のためでもありますが、医局や若い人たちのためにも、糖尿病や骨代謝領域でもっと存在感をアピールしないといけないと考えています。そのためには、学会活動も積極的にやっていかないといけないと思っています。

 

今年は大きく成長する、飛躍の一年になるように努力いたします。

皆さんにもご協力いただくことやお世話になることも多いと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

0 コメント

2012年

12月

25日

Diabetes journal 4周年記念講演会

12月22日

 

Diabetes Journal 40周年記念講演会に参加してきました。

1973年より協和企画が発行するDiabetes Journalは伝統ある雑誌で、日本の糖尿病領域でもかなりご高名な先生方が歴代の編集長をされています。

 

今回は40周年を祝う会ということで、

・旭川医科大学の羽田勝計先生がOpening Remarksを務め、

 

・愛知医科大学の中村二郎先生が座長で、労働者健康福祉機構中部ろうさい病院の堀田にぎし先生が「糖尿病治療の歴史」

 

・熊本大学の荒木栄一先生が座長で、国立国際医療研究センターの春日雅人先生が「インスリンの作用機序と糖尿病の病因」

 

・順天堂大学の綿田裕孝先生が座長で、順天堂大学の河盛隆造先生が「インスリンとグルカゴンからみた糖尿病の病態と治療」

 

・大阪医科大学の花房俊昭先生が座長で、関西電力病院の清野裕先生が「糖尿病治療の現状と将来展望」

 

・最後に東京大学の門脇孝先生がClosing Remarksをされ、

 

かなりの超豪華メンバーが集まり、糖尿病の歴史から病態の解明、そして将来への期待ということを中心にお話を聞くことができました。

 

最近のインクレチン製剤の開発から、糖尿病の病態についても新たなことがわかってきており、中でもインスリン作用低下のみならずグルカゴン過剰分泌が糖尿病の病態として重要であることが明らかとなってきました。

 

特に印象深かったのは、河盛先生がお話になった、糖の流れを考えながら、インスリンとグルカゴンの分泌・作用から糖尿病の病態を考えていくことの重要性について、仮説を交えながらではありましたが非常に納得をさせられました。

 

我々は臨床では末梢血の採血でものを考えざるを得ないのですが、実際の体のなかでは門脈レベルで腸から吸収された血糖とβ細胞からのインスリン、α細胞からのグルカゴンが肝臓に流れ込み、糖新生・解糖系を調節していることを考える必要がある。糖尿病はインスリンの作用不足のみならずグルカゴンの過剰分泌も重要であるというBihormonal theoryを提唱されていました。

 

DPP4阻害薬などのインクレチン関連薬の臨床使用が可能となり、グルカゴン分泌を抑制することが可能となってから、これまで日の目を見ていなかったグルカゴンに注目が集まってきています。

我々ももっとグルカゴン分泌について意識しながら臨床を進めていく時代になってきているのかもしれません。

 

いずれにしても、まだまだ糖尿病の病態を解明するということは奥が深く、我々がもっと研究を積み重ねていく必要があること感じました。

 

写真は40周年を祝うクリスマスツリーです。

懇親会では参加された全国の約600名の医師とその関係者でおそらく1000人はいたんじゃないでしょうか、非常に賑わった会で楽しかったです。

0 コメント

2012年

12月

20日

仙台心臓血管研究会

12月19日

 

第78回仙台心臓血管研究会のため仙台へいって講演を行いました。

 

東北大学循環器内科が主催している研究会で、医局の先生方が中心の会で、月1回のペースで開催されているそうです。

すでに第78回になるそうで、今回は院内講師の松本泰治先生から骨代謝について基礎研究も含めた講演をということでリクエストをいただきました。

 

医局の先生方が中心とお聞きしていましたが、約30人くらいの循環器内科の先生方にお集まりいただき、「骨代謝と心血管疾患との関連性について」という演題でお話をさせていただきました。

 

骨代謝と糖・脂肪代謝、オステオカルシンのホルモンとしての働き、血管石灰化における骨との共通因子・メカニズム、NO合成酵素阻害物質ADMAと骨・血管との関係、などの内容でお話し、講演の後にはたくさんのご質問をいただきました。

 

僕も以前にRho kinase阻害薬を使った実験を行っていたことがあるのですが、東北大学循環器内科の下川教授はRho kinaseの大家であり、教室ではRho kinaseの研究が活発に行われているそうで、Rho kinaseの骨での役割などについてもご質問していただいたり、血管石灰化のメカニズムについての質問をいただいたりと、逆に勉強させていただきました。

 

講演会の終了後には仙台市内にある仙一というお寿司屋さんに松本先生と大学院生の金澤先生と一緒に行き、遅くまでおいしい料理をいただきがら楽しい談笑をしました。

松本先生と金澤先生は骨代謝にも興味をもっているそうで、今後東北大学からも新しいエビデンスが発信されることが期待されます。また、心臓リハビリという新たな治療の普及にも努めておられるそうで、非常に興味深いお話を聞くことができました。

 

出雲から仙台まではなかなか遠くて大変ではありましたが、非常にいい経験をさせていただきました。

僕自身もactivateされ、これからも頑張っていきたいと感じることができました。

0 コメント

2012年

12月

18日

体内時計と生活習慣病

12月15日

 

Diabetes Scientific Update Meetingが京都の国立京都国際会館にて開催され参加してきました。

会では特別公演が3演題ありました。

 

山口大学 谷澤幸生先生 β細胞から見た糖尿病の病態と治療

大阪大学 下村伊一郎先生 肥満・メタボ型日本人2型糖尿病の病態と対策

山口大学 明石真先生 概日時計と現代疾患

 

日本2型糖尿病は欧米人とは違い高度の肥満がない状態(BMI 24程度)でも糖尿病の発症リスクが増えてきます。その病態として、インスリン分泌能の低下が重要な要因であり、谷澤先生からはインスリン分泌機構のメカニズム、特に山口大学で精力的に研究が進められているERストレスについての講演がありました。

また、高度の肥満がないにも関わらず糖尿病を発症するメカニズムとして、脂肪細胞から分泌されるアディポサイトカインの異常が重要であり、特に下村先生からは大阪大学で初めて報告されたアディポネクチンについての講演がありました。脂肪細胞肥大化には酸化ストレスの影響が重要であり、下村先生からは脂肪細胞由来の酸化ストレスという新しい概念の話がありました。

 

谷澤先生も下村先生も糖尿病・代謝領域ではご高名な先生方ですが、教室での新しい知見を交えて講演していただき、とても勉強になりました。特に脂肪細胞由来の酸化ストレスについては、今僕がやっている研究の題材としてもおもしろそうだなあと感じました。

 

第3番目の講演では概日時計(いわゆる体内時計)について、非常にわかりやすくお話をいただきました。約15年前くらいに体内には時間をつかさどる遺伝子があることが見いだされ、約24時間ごとにリズムを調節しているものを概日時計と呼ぶそうです。細胞一つ一つに時計遺伝子があるのですが、それらを一括して調節する時計遺伝子が視交叉上核にあるそうで、目から入った光刺激により毎朝リセットされているんだそうです。

また、消化管でも概日時計の調節がなされており、朝に起きて日光を浴びることと朝食を取ることは概日時計の生理的な役割を考えても重要なことなんだそうです。

 

概日時計が異常をきたすことによりインスリン感受性や分泌能に異常をきたすという論文報告もあり、紹介がありました。概日時計を調節することにより、今後生活習慣病の予防や治療の一助になる可能性も考えられ、非常に興味深いお話でした。

 

会が終わった後の懇親会では、島根大学第一内科出身の先生方と談笑し、楽しいひと時を過ごしました。

写真は宿泊したホテルのロビーに会ったクリスマスツリーです。いよいよクリスマスが近づいてきましたね。ノロやインフルエンザが流行りだしているようですので、皆さん体調に気を付けてよい年末をお過ごしください。

0 コメント

2012年

12月

14日

12月講演会

早いもので12月も中旬に入りましたね。

11日と12日にそれぞれ製薬会社の社内勉強会の講師として呼んでいただき、1時間の講演を行ってきました。

 

11日は「大学での研究活動」という演題でリクエストをいただき、話をしてきました。

「研究」をすること、このことは大学の教員として勤めるものが携わるべきことの1つだと思います。

 

研究といっても、分子レベルの基礎研究から疫学データを用いた調査、一症例を掘り下げていくような症例報告、新しい技術や方法を探る研究など様々な研究があります。それぞれの部署や科により得意分野が違い、研究スタイルも違っていると思いますが、新しいエビデンスの構築とそれを社会に還元していくという目的は一致しているかと思います。

 

当科では分子・細胞レベルの基礎研究と患者さんを集団としてデータを得て統計解析を行う臨床研究を柱とし、基礎研究と臨床研究の両面から疾患の病態生理の解明や新たなエビデンスを世界に発信できるようにみんなで頑張っています。また、僕がカナダの留学で得た遺伝子改変マウスの知識を生かして最近では動物実験もスタートさせました。

毎年、当科から出る論文の数も増え、今年も4人の大学院生が学位(医学博士)を取得する予定になっています。

 

医師として医療に携わることに必ずしも研究活動は必要はなく、学位を持っていようが質の高い実験をしていようが日常診療にあまり関係ないように思われるかもしれません。実際に、給料が上がるわけでもないですし、研究活動をしていなくても有名になる先生もおられます。

 

でも一方で、研究活動をしていることによって日常の診療に生かせる情報や考え方などのメリットもあります。僕自身は若い人たちには一度は研究活動に携わり、どのようにしてエビデンスやガイドラインが作られるのか、などのことを理解することは、長い医師人生を歩んでいくことにプラスになるんじゃないかと思っています。

 

また、講演では海外留学のことについても触れさせていただきました。

最近は留学を志す若い人たちが減ったとも言われています。しかし、留学をすることによって得ることも多くあります。また、機会があれば是非僕の留学経験などを若い人たちにも伝えていきたいと思っています。

 

 

12日は糖尿病治療薬の変遷というタイトルで話をしてきました。

 

医学の分野でもいろんな研究スキルが発展し、今まで時間のかかっていたような実験でも効率よく行えるようになってきています。それに伴い、新たな治療薬が次々に開発され、近年では糖尿病治療の選択肢もかなり増えてきました。

しかし、古くからある薬剤も長期使用経験やその安全性などから、もちろんこれからも使用されていくと思います。したがって、新薬の単独の効果・安全性も大切ですが、併用治療についてどう考えるのかということも大事になってくると思います。

 

治療薬の選択肢が増えるということは良いことだと思いますが、自分の専門でない分野が複雑になればその患者さんを敬遠したり、治療がおろそかになってしまったりする可能性もあるかと思います。

そうならないように、専門医や製薬会社のMRさんたちの情報提供という仕事は非常に重要なことだと思います。

 

現在の糖尿病治療の考え方や方法などを多くの方々に知っていただくために、これからも最新の知識を得てそれを咀嚼し、わかりやすく伝えられるように努力していきたいと思います。

0 コメント

2012年

12月

01日

国際糖尿病連合西太平洋地区会議&アジア糖尿病学会学術集会

11月24-27日

 

京都で開催された上記学会に参加・発表をしてきました。

国際学会であり、多くの海外の研究者も参加し、すごく勉強になる学会でした。

 

なかでも、現在のホットトピックになっているインクレチンとDPP4関連のシンポジウムや発表が多くあり、僕もこの領域の研究をしたいと思っているところなので、いい話をたくさん聞くことができてよかったです。また、来年には発売される新たな糖尿病治療薬であるSGLT2阻害薬のシンポジウムもあり、新薬を用いた臨床ストラテジーの変革もこれからあると思われます。GPR40についても発表があり、さらに糖尿病治療には専門的な知識が必要になってくると思います。

 

インクレチンの膵外作用、GLP-1の動脈や心臓への直接作用、GIPの脂肪細胞への影響、DPP4阻害薬のGIPを介した作用、DPP4の細胞への直接作用などなど、僕が今後研究に用いようと思っていることもかなりトピックになっており、はやく研究を進めて結果を出さないと!と思いました。

 

懇親会では海外の方たちも多く来ていて、狂言や和太鼓もありとても楽しめました。

学会の会長でもある関西電力病院の清野裕先生をはじめ、幾人かのご高名な先生方とも挨拶することができ、有意義な時間を過ごしました。

 

僕は最終日に「Effects of pioglitazone on bone mineral density, bone markers, and vertebral fractures in type 2 diabetes mellitus」という演題でピオグリタゾンの骨への影響についての発表を行ってきました。ちなみに、本演題はトラベルグラントに採択され、旅費・宿泊費を学会から出していただきました。糖尿病の骨に対する影響についてはまだまだマイナーな分野で、だからこそ、多くの人たちにもっと知ってほしいと思っています。

そのために、もっともっと勉強・研究を進めていきたいと思っています。がんばるぞー

 

写真を添付していますが、学会が終わってから観光に行った清水寺で撮ったものです。

ここでも世界糖尿病デーのブルーライトアップがされていました。

0 コメント

2012年

11月

19日

糖尿病地方会無事終了、田中賢一郎先生がYIA受賞!

11月16-17日

 

第50回中国四国支部糖尿病総会が松江で開催されました。

今年は当科の杉本利嗣教授が会長であり、僕も学会の運営側として参加させていただきました。

 

学会に参加された方々は約900名にものぼり、発表演台数も263と非常に盛況な会となりました。

 

学会初日の懇親会では多くの先生方にお集まりいただき、1型糖尿病で歌手のHANZOさんの生ライブがありました。1型糖尿病に負けず、非常に力強い歌声で心に響く歌詞、メロディで糖尿病患者のために頑張ろうという気持ちを新たに再認識することができた有意義な時間を過ごすことができました。

 

また、懇親会の会場で、若手研究奨励賞の発表があり、当科の若手のエースである田中賢一郎先生が発表した「経口糖負荷後の血糖上昇は古典的動脈硬化危険因子とは独立して動脈硬化指標増悪に関与する」が見事に受賞しました。

僕も研究計画に参加した演題だったので非常にうれしかったです。

 

写真は田中賢一郎先生(左)&HANZOさん(右)です。

懇親会の主役の2人です。

 

糖尿病地方会は医師だけでなく、看護師、栄養士、検査技師などのコメディカルも多く参加する活気のある学会で、ますます研究&診療活動に頑張りたいと思いました。

0 コメント

2012年

11月

14日

糖尿病地方会

今週金曜日、土曜日と松江にて当科杉本利嗣教授が会長で糖尿病地方会が開催されます。

特別講演に関西電力病院の清野裕先生、教育講演に山口大学病態制御内科学の谷澤幸生先生をお迎えしています。2人の演者の先生ともビックネームで、講演が楽しみです。

県民公開講座では、県内のご高名な先生方の講演に加え、たけし軍団のグレート義太夫さんの「不良患者にならないこつ」の講演もあります。 

また、若手研究奨励賞(YIA)候補に当科の田中賢一郎先生の研究がノミネートされており、こちらも楽しみです。

松江のくにびきメッセにてありますので、お時間のあるかたは是非お立ち寄りください。

http://www.convention-w.jp/jds-cs50/
0 コメント

2012年

11月

12日

循環型アプローチによる真理の探究を島根の地から

石見銀山の散歩道での一枚
石見銀山の散歩道での一枚

先日のブログでも述べましたが、糖尿病による細小血管合併症を抑制するためには慢性的高血糖の抑制が重要であり、指標としてはHA1cが有用ですが、大血管障害を抑制・予防するためにはどうすることが最も患者さんにとって良いのか、何を指標とすればいいのかが未だに明らかとなっていません。

 

最近は、血糖の平均値をみる指標であるHbA1cでは不十分であり、血糖の変動や低血糖などの急速な血糖の低下が悪いのではないかという論調になっています。

 

持続血糖測定器の開発やインクレチン関連薬が血糖の平均のみならず変動も改善することから血糖管理の質が問われる時代になってきました。

 

また、色んな薬剤に目的とはしていない効果(プレオトロピック効果)があることが報告されてきています。しかしながら、これらの薬剤が本当にヒトでもそういう効果を発揮しているのかは議論のあるところだと思います。

 

やはりこういった疑問を解き明かすためには、ヒトでの研究だけでなく、細胞・動物レベルでの検討を繰り返し、さらに臨床にフィードバックし、さらに臨床から得た疑問を基礎研究に返すといった循環型の研究スタイルが必要になってくると思います。

 

臨床だけでも細部は詰められないし、細胞・動物だけではヒトのような複雑な環境(生活、食事、ストレスなどなど)と同じとは言えないし、両者を含めた広い視野をもって理解していくことが重要だと思います。

 

我々の教室では、都会の大きな大学・研究機関のように最先端の機器や多くの研究員・助手はいませんが、循環型アプローチにて真理を解き明かし、臨床応用に向けて一歩でも進めていくという考えで研究を行っています。

 

当科の若手医師たちも臨床だけでなく、ずいぶん研究のレベルも上がってきました。

彼らと一緒に島根県から新たなエビデンスを発信できるように頑張っていきたいと思います。

 

また、我々と一緒に診療と研究の両面から成長していきたいという新しい入局員が入ってくることもpositive spiralを保っていくために重要です。

島根県での研修・仕事をお考えの若手の方々、是非ご一考を!

 

写真は島根県大田市の世界遺産に登録された石見銀山での1枚です。

非常に住みやすく、自然と四季の感じられる素晴らしい環境です。

0 コメント

2012年

11月

05日

糖尿病合併症学会

11月2-3日

 

先週末に福岡で開催された第27回糖尿病合併症学会に参加してきました。

今年の学会は糖尿病眼学会総会との合同開催で、糖尿病学会とはまた違った視点での研究発表やディスカッションがあり興味深い学会でした。

 

ここでもやはり、インクレチン関連の話題が多く、特に糖尿病の合併症である動脈硬化症などへのGLP-1の作用などに注目が集まっていました。また、最近になりインクレチン作用増強薬であるDPP4阻害薬のプレオトロピック作用やDPP4阻害薬間の差異などにも注目がされているようでした。

 

最終日のディベートセッションでは「合併症に悪いのは高血糖か、低血糖か」というまさに現在のホットトピックが取り上げられ、非常に興味深い内容でした。

これまでの大規模研究にて示されているようにHbA1cが低いほど細小血管合併症の頻度は減ることに異論はないのですが、近年のACORD、ADVANCE、VADTなどの研究では強化療法で大血管障害はよくならず、むしろ低血糖頻度が多くなり、予後が悪い可能性が指摘されるようになり、低血糖について注目がされるようになってきています。

低血糖は患者さんにとっても苦痛のことであり、低血糖を起こさずにHbA1cを下げ、かつ急速な血糖の上下(グルコーススパイク)がないように治療を行っていく必要性が確認されつつあります。

そういった意味でDPP4阻害薬やGLP-1アゴニストの果たす役割は大きく、今後の長期観察の結果が待たれるところです。

 

当教室で積極的に取り組んでいる糖尿病と骨代謝についての演題はほとんどなく、糖尿病関連骨粗鬆症についてももっと多くの人に知ってもらう必要があると感じました。

こういったためになる学会で得たことを自分の研究に生かし、最終的には患者さんに還元できるように頑張りたいと思います!

0 コメント

2012年

10月

28日

研究のアイデア

研究者の皆さんはいつどこで研究のアイデアを考えるのでしょうか。

 

僕は、車や飛行機の移動中で妄想しているときによく思いつきます。ときどき人に言うの恥ずかしくなるような突拍子もないアイデアを真剣に考えてしまうこともありますが、こういった移動中に思いつくことが多くあります。

 

もちろん、学会に参加して、人の研究を参考に、こういうことをしてみようということもありますが、学会で思いつくことの多くは現実味のあることが多いです。

 

仕事とプライベートのonとoffが大切という人もいますが、僕自身は研究者がgood ideaを得るためにはoffのときにも頭の片隅に仕事のことを考えながらいることが必要だと思っています。普段の仕事中に使用している脳の部分とは違うところを使うと案外アイデアが出るものかもしれません。

 

昔にあたりまえだと思っていたことが実はそれが違ったり、エビデンスもなく当たり前だと思われていることも実際にやってみると違ったりということもあり、実は当たり前と思われていることも疑うことが大切だったりするように思います。

論文を書くということのためにはなんらかの論理的な仮説をもって研究を進めていくことが大切ですが、時には思いつきで大胆なことをやってみることも大きな発見につながるのかもしれませんね。

 

こつこつとヒットを打ちながら、時には大ホームランを狙って大振りしてみたいものです。たとえ空振りに終わっても。でも、そのためには、ちゃんとヒットを打ち続けていることが大事なんでしょうね。

 

なんてことを考えつつ、投稿論文の査読をしている日曜の夜でした。

0 コメント

2012年

10月

27日

徳島大学松本俊夫先生のご講演

10月25日

 

徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部生体情報内科学教授の松本俊夫先生が出雲でご講演をされました。

松本先生は、われわれの骨領域における中心的な役割をになっておられる先生で、「新時代の骨粗鬆症治療」と題したご講演を拝聴してきました。

 

さすが、トップレベルの先生であり、話が非常にわかりやすく、興味深い内容が多い講演で、非常に勉強になりました。

 

また、その後も直接お話しすることができ、医学教育制度や学会活動、最近の情報など普段なかなか聞けないような、松本先生のご意見を聞くことができて、非常に楽しく勉強になる一日でした。

 

9月のオーストラリアの学会でも非常にお世話になり、その時のお礼も伝えることができてよかったです。

0 コメント

2012年

10月

24日

TV局からの電話

本日、突然に某テレビ局の健康番組のディレクターという方からお電話をいただいた。

 

オステオカルシンの糖代謝に係ることでの電話でした。

 

番組の趣旨としては、すぐにでも使える健康のことを取り上げたいのだそうで、骨と糖代謝の両方に関連するオステオカルシンを話題にして、オステオカルシン産生を増強するようなもの(薬物?健康食品?)を紹介したいという感じでした。

 

学会等でも骨代謝と糖代謝の関連性は注目されており、僕としても研究を進めているところではありますので、こういったメディアにも気に留めてもらい、かつ僕のところに電話があるというのは非常にうれしいことでした。

 

確かに骨粗鬆症の患者には動脈硬化性疾患が併存することが多く、骨―脂質―糖―動脈硬化には関連性があり、ある骨粗鬆症治療薬では糖代謝や動脈硬化に好影響がある可能性が考えられています。

したがって、骨の健康を守ることが糖代謝・動脈硬化性疾患の健康にもいい影響があるだろうということは言えると思っています。

 

ただ、その機序としてオステオカルシンが中心的な役割を果たしているか否か、、、

 

マウスを用いた動物実験ではオステオカルシンが糖代謝に関係していることは明らかだとは思いますが、そのメカニズムやヒトにおける影響というのはまだわかっていないことが多く、TVで胸を張って言えるほどのエビデンスはまだないのではないかと思い、正直に伝えました。自分でももっと臨床検討の積み重ね、メタ解析が必要だろうと思っています。

 

「1-2年後くらいには、期待しています」と電話を終わりましたが、自分としてもそれくらいにはさらなる研究を重ね、将来的には臨床の場で役に立つような結果を出していきたいと思っています。

0 コメント

2012年

10月

17日

研究計画と実験結果

今月は科研費申請の時期で、僕も申請書類作成中です。

 

こういった研究計画書を作成するときは、いろんな想像(妄想)が思い浮かんで、あんなことやこんなことをやってみたいと考えを膨らませていきます。もちろん良い結果がでるという前提で想像するのですが。

 

でも、実際に実験をしてみると、多くは自分が想像していたような結果がでなかったり、むしろ自分の仮説とは真逆の結果がでたりします。そして、その結果の再現性の確認実験や解釈するための実験などを追加していくと多くの時間を費やしていくことになります。

 

先週、ある試薬の骨芽細胞増殖への影響を検討していたのですが、思っていたような結果がでず、、、

少し環境を変えてみて再度トライする予定です。

 

計画書を作成する段階での仮設と、実際の実験結果というのは多くの場合一致しないですね。

まだまだ僕が考え不足だからだと思いますが、もっと効率よく結果がでるようにしたいものです。

0 コメント