僕の留学先のモントリオールはフランス語圏なので、フランス語についても質問をしてみました。
Q1. フランス語が話せるようになりましたか?

そう思う+ややそう思う 1人
あまり思わない+思わない 19人
やはり、皆さんフランス語までは手が回らないようですね。
僕もまったくフランス語はだめでした。
Q2. 仕事をする上で、フランス語が話せないとダメだ?

そう思う+ややそう思う 5人
あまり思わない+思わない 14人
街中にはフランス語しか話せない方がたくさんいますが、研究室では英語ができる人が大半であるように思います。もちろん第2言語が英語という人も多くいるので、フランス語ができる方がいいですが。
患者さんを相手にする場合などはもちろんフランス語が話せた方がいいと思います。
僕自身は英語系のMcGill大学で仕事をしていたので、英語だけで全然OKでした。
4分の1の方たちが「そう思う+ややそう思う」だったのは、僕にとってはちょっと意外な結果でした。
Q3. 生活をする上で、フランス語が話せないとダメだ?

そう思う+ややそう思う 5人
あまり思わない+思わない 15人
先ほどの仕事についての質問と同じような傾向ですが、「思わない」とした人数が減り、「あまり思わない」の数が増えたようですね。
細かいですが、生活の面では仕事の面よりはフランス語ができる方が良いと感じているのかも知れませんね。
実際に、街中ではフランス語しか話せない人や、看板がすべてフランス語だったり、メニューがフランス語だったりで、そう言った面では苦労することは多かったように思いますね。
Q4. フランス語圏に留学して良かった?

そう思う+ややそう思う 11人
あまり思わない+思わない 9人
この質問は別れましたね。
確かに、異文化に触れるという意味では、ケベック州・モントリオールはカナダの中でも変わった文化だと思います。
街並みもアメリカっぽい建物もあれば、ヨーロッパ風のものもあり、町の看板はフランス語で、テレビの多くのチャンネルはフランス語放送でしたね。
ほとんどの人はフランス語は話せなくても、半分くらいの人はフランス語圏に来たことに喜びを感じていたようですね。僕自身もその一人ですが。
これから留学先を探す方もおられるかもしれません。英語圏でもフランス語圏でもないヨーロッパの国に留学するという方もおられると思います。
研究者として留学する場合には、仕事のほとんどは英語でなんとかなるように思います。
なので、異文化に触れ、視野を広げたいという方であれば、モントリオールのように多言語の地域に行くのもいいかも知れませんね。

ラボのマリ共和国出身のテクニシャンがくれた民族衣装。
マリはフランス語圏ですが、モントリオールにはアフリカなどのフランス語圏の国々からの移民がたくさんいます。
テクニシャンの彼は、とても陽気でいつも笑顔で、場を和ましてくれる人でした。
僕の送別会の時に、僕は彼に日本のお箸を、彼は僕にこの民族衣装をくれました。
今頃元気に研究してるのかなぁ
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