SERM研究会

5月12日土曜日、東京品川でSERM研究会に出席してきました。

 

SERMとは、selective estrogen receptor modulatorの略で、日本語では選択的エストロゲン受容体モジュレーターです。

 

国内で使用されているSERMはラロキシフェン(商品名エビスタ)に加えて、バゼドキシフェン(商品名ビビアント)の2剤があります。ラロキシフェンはちょうど9年前の5月12日に発売開始となったそうで、多くのエビデンスが蓄積されていますが、同じ骨吸収薬であるビスホスホネートとは違った特徴があり、骨密度増加作用だけでなく、骨質の改善も期待できる薬剤です。

 

しかしながら、ラロキシフェンの効果を臨床でどのように評価していくのかといったことや、新しく発売となったバゼドキシフェンとの差別化など、今後明らかにしないといけないことがあり、まだまだこの分野の研究が足りていないというのが現状のようです。

 

また、ラロキシフェンの骨粗鬆症以外の疾患への効果についても注目されており、C型肝炎治療のペグインターフェロン、リバビリン両方にラロキシフェンを併用すると寛解率が増加するという興味深い発表もありました。

 

比較的大きな規模の研究会で、ご高名な先生方もたくさん来ておられ、とても勉強になりました。