動脈硬化性疾患予防ガイドライン、内科中国地方会

6月1日金曜日

 

本年、久しぶりに動脈硬化性疾患予防ガイドラインが改定されます。

我々、糖尿病患者さんを多く診る内分泌代謝医としては、やはり改訂内容が注目されます。

 

今回は順天堂大学循環器内科の代田浩之先生の講演を拝聴してきました。

前回のガイドラインと内容が大きく変わるということはないようですが、NIPPON DATA80を用いた冠動脈疾患リスク評価やnon-HDLを管理目標に取り入れたところ、さらにリスク因子の重責にも焦点があてられているようです。また、耐糖能異常と糖尿病との違いも明確に記載されているそうです。

 

ただし、全体的に日本人でのデータ、エビデンスがやはり少ないようで、まだまだ研究を重ねて、将来的にもっとよいガイドラインを作成し直さなければいけないのかな、とも思いました。

糖尿病があればカテゴリーⅢの高リスク群に分類され、LDL-Cの管理目標値が120ということになるのですが、個人的にはもっと下げてもいいのではないかなあと思います。やはり、まだ糖尿病独特の脂質代謝異常についての十分なエビデンスが足りていないのかも知れません。

糖尿病領域では我々糖尿病内科が頑張らないと、と改めて思いました。

 

6月2日土曜日

当大学内科学第三教室主催で内科中国地方会がありました。

当科からは二人の優秀な若手が症例発表を行いました。

 

・顔面高潮(hot flash)を契機に発見された非機能性下垂体腺腫による中枢性性腺機能低下症の男性例

・高Ca血症を合併した好酸球性心筋炎を呈した維持血液透析の1例

 

の2演題でしたが、なかなか堂々と発表していて将来が期待される若手2人です。