出雲糖尿病フォーラム

9月20日木曜日

 

出雲糖尿病フォーラムが開催され、当科から守田美和先生が「インスリンからDPP-4阻害薬への切り替え症例の経過」についての講演があり、

特別講演として琉球大学大学院医学研究科内分泌・血液・膠原病内科学講座教授の益崎裕章先生による「食とライフスタイルの分子医学~メタボリックシンドローム予防の新しいチャレンジ~」の講演がありました。

 

益崎先生の講演は非常に丁寧で分かりやすく、基礎的研究にも触れながら、かつ臨床応用に向けた内容の濃い講演でした。

 

糖尿病発症に関与するメカニズムとして、筋肉の脂肪化や細胞内の11βHSD1によるコルチゾール活性の重要性についてのお話があり、内臓脂肪や脂肪肝の蓄積の前に筋組織の脂肪化がみられるとの新たな知見には目からうろこのような印象を受けました。

 

また、益崎先生が琉球大学へ移られてからの研究で、一流雑誌であるDiabetesにご発表されたγオリザノールの視床下部系を介した食行動の抑制についてのお話もありました。γオリザノールは玄米に含まれる物質で、今後の臨床応用にも期待される素晴らしい研究内容で、感銘を受けました。

 

会終了後の意見交換会では、益崎先生とお話しさせていただく機会を得、研究に対する姿勢やものの考え方、特に臨床応用を強く意識した考え方に非常に共感を得ました。