TV局からの電話

本日、突然に某テレビ局の健康番組のディレクターという方からお電話をいただいた。

 

オステオカルシンの糖代謝に係ることでの電話でした。

 

番組の趣旨としては、すぐにでも使える健康のことを取り上げたいのだそうで、骨と糖代謝の両方に関連するオステオカルシンを話題にして、オステオカルシン産生を増強するようなもの(薬物?健康食品?)を紹介したいという感じでした。

 

学会等でも骨代謝と糖代謝の関連性は注目されており、僕としても研究を進めているところではありますので、こういったメディアにも気に留めてもらい、かつ僕のところに電話があるというのは非常にうれしいことでした。

 

確かに骨粗鬆症の患者には動脈硬化性疾患が併存することが多く、骨―脂質―糖―動脈硬化には関連性があり、ある骨粗鬆症治療薬では糖代謝や動脈硬化に好影響がある可能性が考えられています。

したがって、骨の健康を守ることが糖代謝・動脈硬化性疾患の健康にもいい影響があるだろうということは言えると思っています。

 

ただ、その機序としてオステオカルシンが中心的な役割を果たしているか否か、、、

 

マウスを用いた動物実験ではオステオカルシンが糖代謝に関係していることは明らかだとは思いますが、そのメカニズムやヒトにおける影響というのはまだわかっていないことが多く、TVで胸を張って言えるほどのエビデンスはまだないのではないかと思い、正直に伝えました。自分でももっと臨床検討の積み重ね、メタ解析が必要だろうと思っています。

 

「1-2年後くらいには、期待しています」と電話を終わりましたが、自分としてもそれくらいにはさらなる研究を重ね、将来的には臨床の場で役に立つような結果を出していきたいと思っています。