仙台心臓血管研究会

12月19日

第78回仙台心臓血管研究会のため仙台へいって講演を行いました。

東北大学循環器内科が主催している研究会で、医局の先生方が中心の会で、月1回のペースで開催されているそうです。

すでに第78回になるそうで、今回は院内講師の松本泰治先生から骨代謝について基礎研究も含めた講演をということでリクエストをいただきました。

医局の先生方が中心とお聞きしていましたが、約30人くらいの循環器内科の先生方にお集まりいただき、「骨代謝と心血管疾患との関連性について」という演題でお話をさせていただきました。

骨代謝と糖・脂肪代謝、オステオカルシンのホルモンとしての働き、血管石灰化における骨との共通因子・メカニズム、NO合成酵素阻害物質ADMAと骨・血管との関係、などの内容でお話し、講演の後にはたくさんのご質問をいただきました。

僕も以前にRho kinase阻害薬を使った実験を行っていたことがあるのですが、東北大学循環器内科の下川教授はRho kinaseの大家であり、教室ではRho kinaseの研究が活発に行われているそうで、Rho kinaseの骨での役割などについてもご質問していただいたり、血管石灰化のメカニズムについての質問をいただいたりと、逆に勉強させていただきました。

講演会の終了後には仙台市内にある仙一というお寿司屋さんに松本先生と大学院生の金澤先生と一緒に行き、遅くまでおいしい料理をいただきがら楽しい談笑をしました。

松本先生と金澤先生は骨代謝にも興味をもっているそうで、今後東北大学からも新しいエビデンスが発信されることが期待されます。また、心臓リハビリという新たな治療の普及にも努めておられるそうで、非常に興味深いお話を聞くことができました。

出雲から仙台まではなかなか遠くて大変ではありましたが、非常にいい経験をさせていただきました。

僕自身もactivateされ、これからも頑張っていきたいと感じることができました。

金沢一平 糖尿病と骨粗しょう症専門医からの提案