酸化ストレスと骨粗鬆症

今日も出雲は一日雨です。

ようやく梅雨っぽい季節になってきましたね。

 

以前に「酸化ストレスの骨代謝への影響」という題名でTHE BONEという雑誌に原稿を書きました。

 

ほどよい酸化ストレスは細胞の刺激になり細胞機能を高めるといわれていますが、過剰の酸化ストレスにより細胞機能が障害され、その結果、老化現象や糖尿病などの生活習慣病、動脈硬化、癌、アルツハイマー病などのさまざまな疾患の発症に関与することが明らかとなってきています。

 

近年、この酸化ストレスが骨粗鬆症にも関与することが明らかとなってきつつあり、そのメカニズムの解明に注目が集まっています。

 

本総説では、酸化ストレスが骨代謝に及ぼす影響とそのメカニズムについて概説しています。

 

酸化ストレスを軽減する薬剤について、各医療分野で注目がされていますが、骨領域では選択的エストロゲン調節薬SERMがそのひとつではないかと考えられています。

 

酸化ストレスが悪玉として働く機序、逆に善玉として働く機序などの研究は、病態の解明や新たな創薬のためにも今後も大切になってくると思います。