AMPKはホモシステインによる骨細胞アポトーシスを抑制する

大学院生の竹野歩先生の基礎研究がようやくまとまりました。


今月、学内大講堂前でポスター展示されています。


近年、ビタミンB6、葉酸代謝の中間代謝物で酸化ストレスを誘導する物質であるホモシステインの骨への影響が注目されています。


ホモシステインは以前から動脈硬化惹起因子として知られていましたが、最近骨粗鬆症にも悪影響があることが報告されてきています。


本研究では、以下の点が主な内容になります。

①ホモシステインが骨細胞のアポトーシスを引き起こす。

②その機序として酸化ストレス誘導因子であるNox1、Nox2の発現が上昇する。

③細胞内エネルギーセンサーであるAMPKは骨細胞にも発現している。

④AMPKの活性化がNox1、Nox2の発現を抑制してホモシステインによる骨細胞アポトーシス誘導を抑制する。

⑤糖尿病治療薬であるメトホルミンがAMPKを活性化し、ホモシステインの影響を阻害する。


特に、③~⑤に関しては世界で初めての報告であり、今年の国際学会でアピールしてくる予定です。

現在、某英文科学雑誌に論文投稿中ですが、無事に掲載されるように竹野先生と一緒に頑張りたいと思います。


また、すでに次の研究課題にも取り組んでいますので、ご期待ください。