米国骨代謝学会2017

9月8日からデンバーで開催された米国骨代謝学会ASBMRに参加、研究発表をしてきました。

今回は、細胞内エネルギーセンサーAMPKを骨芽細胞特異的ノックアウトマウスの研究発表を行い、プレナリーポスターに採択していただきました。

また、後輩の竹野先生が骨細胞におけるグルコース取り込みの意義についての研究発表をしました。

以前にもまして糖・エネルギー代謝と骨代謝との関連性を検討した発表が増えているようであり、勉強することも多かった学会でした。

また、臨床的にもデノスマブの10年間治療成績やアバロパラチド、ロモソズマブなどの発表もあり、将来的には骨粗鬆症治療の選択肢が広がることが期待されます。これらの薬剤が日本で使用可能になるのはいつ頃になるのかが気になりますね。

金沢一平 糖尿病と骨粗しょう症専門医からの提案